こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
次の旅の計画で忙しくて、キューバ旅ブログがストップしちゃっていました。
キューバから帰ってきて早や4カ月…。
折った腕は何故かいまだ完治していないものの、記憶の方は日に日に薄れつつあり、寂しさを感じます。
忘れないうちに、1番興奮したハバナの最後の夜のキャバレートロピカーナのことを書き残しておこうと思います。
ハバナで熱い夜を過ごしたい人、踊って笑って、また、踊り狂って過ごしたい人にはキャバレー・トロピカーナに行くことを全力でオススメします。
勝手にキューバ旅のおさらい
キューバ旅のブログはこちらです。
旅前の話
キューバ初日
ハバナ観光編
旅の相棒ダンサーポン子って誰?
キャバレー・トロピカーナとは?
日本でキャバレーと聞くと、ちょっとエロスなイメージが浮かびますが、世界のキャバレーは違います。
キューバ最大のショーと言われている「キャバレー・トロピカーナ」は、1939年にオープンした歴史ある伝説とも言える場所。
私にとっては、旅猿のカリブ海(キューバ)編で、出川哲郎氏と平愛梨ちゃんがトロピカーナを見に行ったシーンが印象的でした。
なんせ、出川氏が「キューバに行ったらトロピカーナを絶対見なさいってデヴィ夫人に言われてたんだよ」と言ってたので、私も
「なるほど。夫人がそう言うならいつかキューバに行ったらトロピカーナへ行ってみるか。」と思っていたものです。
そんなトロピカーナですが、2000人収容できるどでかい屋外の劇場で、歌や踊りのショータイムを、80年間、夜な夜な繰り広げているらしい。
ダンサーポン子も、当然行きたいということで(いやむしろ、ポン子提案)、トロピカーナに乗り込んでみました。
ちなみにチケットは、日本から前もって公式サイトからオンライン予約できます。
私もEチケットをプリントアウトして持って行きました。公式サイトはこちら↓
現地ツアーなども色々ありますが、公式サイトから予約して、宿から往復タクシーを手配した方が安くつきます。
夜なので心配かもしれませんが、私たちは特に問題なかったです。
座席の違いは?
座席は3種類あります。
ディナー付きもありましたが、夜も遅めなのと、ショーに集中したいので食事無しのチケットがベターだと思います。
②プラス・ショーチケット(85ドル)
③スタンダード・ショーチケット(75ドル)
(ディナー付きだとそれぞれ20ドル追加)
私たちは2番目に高いプラスショーチケットの席にしました。
前方から高い順になっていましたが、2番目でも十分前の方のいい席でした。
ちなみに、セットで付いてくるハバナクラブのレベルが違ったりもするみたいですが、どうせ全部飲んで酔っ払っちゃうのでレベルの差は分かりません…。
行き方はタクシーがベスト〜夜の革命広場に寄り道〜
行き帰りはカサのオーナー、ジゼルちゃんの知人が運転してくれることになりました。
ハバナ旧市街地からだと少し遠くにあるトロピカーナ。新市街地を抜けていくので、どうせ通り道になるだろうし、ライトアップしているゲバラを見たいからトロピカーナに行くついでに革命広場に寄り道して欲しい…ということを、なぜかスペイン語で伝えることができてしまった私。
この時が私のスペイン語のピークだったと思うくらい不思議とペラペラと単語が出てきました。今思えばミラクルです。
オールドハバナから車で30分くらいで行けます。革命広場をちょうど通るルートで行ってもらいました。
夜の革命広場には、政府の要人がいて車を停めたり車から降りてはいけないルールがあるらしく(スペイン語だったため真偽に自信無し)、車の中からライトアップゲバラとカミロを目撃。
余談ですが、送迎手配を頼んだ直後に腕を骨折したせいで、ほとんどスペイン語も英語すら口から出てこない現象が起きてしまいました。
「痛い!」ということが私の脳内を占めると、脳の言語野がバグってしまうのか、日本語以外は全く出てこなくなるという緊急事態で、ポン子が急に焦り出すというハプニングを乗り越えながら、夕食後、トロピカーナへ。
言葉が話せなくても何とかなるもんです。
ちなみに帰りはトロピカーナの入口ゲートに迎えにきてくれることになってましたが、夜中で酔っ払いだらけで、本当に迎えにくるのかちょっと心配でした。
リスクヘッジとしては、
- 信頼できるドライバーに頼むこと(例えば宿の人に頼むなど)
- 迎えの場所をしつこいほど確認し時間を念押ししておくこと
- 怪しげな人には話しかけない、話しかけられてもニコニコしないこと
- 入口警備員のすぐ近くで待つこと
- 車のナンバーを写メしておいて間違えずに乗り込むこと
を行いました。
ツアーじゃなくても、特に問題なく、無事迎えにきてくれて安心、楽チンです。
ショーは
開場が20時、
開演が9:30で、
0時に終了予定。
オールドハバナのカサを19:30頃に車で出発し、開演よりも早めに行って会場の雰囲気を味わえました。
ショータイム
入場時、女性だと花を一輪もらって入場です。
我々も一応この旅1番のメイクとお洒落をし(知れてる程度)ドキドキの入場。
席は結構前の方で、始まるまではセットで付いてくるハバナクラブとコーラと氷でキューバリブレを作り、ナッツをつまみながらチビチビと。私は痛めた腕を氷で冷やすという処置をしながらショーが始まるのを待ちます。
そしてスタート!
煌びやかなステージ。
スペイン語がもっと分かればストーリーももう少し追えそうだけど、分からなくても全く問題なし。
飲み過ぎてトイレに行って帰ってきたらいきなり世界観変わってイルディーヴォ風になってた。
プレミアム席じゃなくても、テーブルの横まで踊り子さんが来て踊ってくれます。
シャンデリアが行進。
夢中で撮影する同じテーブルのチリ人妻。
見てて飽きない演出でした!
ダンスや歌が好きな方、ノリノリでキューバを味わいたい方はぜひキャバレートロピカーナへ行ってみてください。
デヴィ夫人と私のお墨付きです!
トロピカーナ本編終了後のこと…
同じテーブルの濃いメンバー紹介
蛇足の補足です。
ちなみに6人ずつのテーブルだったのですが、なかなか濃いメンバーだったので紹介しておきます。
まず1人目。トロピカーナの後半の主役と言っていいチリ人夫婦の妻。
赤いワンピースの通称リンダ。
はしゃいでスマホで撮影しまくりです。
2人目がその夫。おとなしくてニコニコしてかわいい。通称おじさん。
みんなで記念撮影(の右半分)
そして3人目がコロンビア人美女と4人目がその夫の南アフリカ人。
ワイフの方が、私とポン子の高校時代の同級生に似ていて親しみを覚えました。私がしていた指輪をやたらと褒めてくれたり、お互いのアクセサリーの話に盛り上がり。オシャレしてきた甲斐がありました。
オシャレは国境を越える!
ちなみにコロンビアーナがべた褒めしてくれ「どこで買った?どこのブランド?」と質問責めにあった指輪は、ポン子の友達がデザインしている「nis」というブランドの青のサファイアもの。メキシコでも素敵だと褒められまくったので、リンクを貼っておきます↓
シルバー(K24GP)×合成石リング No.15 | NIS
また、その夫は、映画「アバウト・タイム」の主役のドーナル・グリーソンに瓜二つの人。シャイで弱々しめな感じの人で通称アバウトタイム。
この4人に私とポン子で6人のテーブルでした。
あとは、隣のテーブルにメキシコ人のご一行様がいて、その代表としてシルベスタ・スタローン似の通称シルベスタがポン子と意気投合し、一緒にトロピカーナを楽しみました。
ポン子とアミーゴになった、ギラつきが半端ない、いいヤツ。
我がチームはみんなでステージへ!
トロピカーナのショーの本編の終盤、クライマックスを迎えていた時、
観客の人の国をステージで言って、その国の人が「イェーイ!」と歓声をあげるというコール&レスポンスが始まりました。
私は8年前のチリの鉱山の事故で散々聞いて覚えていた「チ、チ、チ!リ、リ、リ!VIVA チリ!」というかけ声をチリ人妻リンダと一緒にシャウトし、チリをコールしてもらうまで繰り返しました。
そして、チリが呼ばれて、盛り上がったリンダはステージへ。それにつられて、おじさんもコロンビアーナもアバウトタイムも一緒にステージへ上がろうという謎の盛り上がり!
おじさんは、私の折れてる方の手(この時点では骨折しているとは誰も知らない)を引っ張り、ステージへと誘われ、もちろんポン子もオンステージで、6人揃って80年の歴史あるキャバレートロピカーナの舞台に上がったのでした。
ショー・マスト・ゴー・オン!
陽気なキューバ音楽が爆音で流れる中、ステージに上がった我々6人。
それ以外にもポツポツとステージに上がってきちゃってる人たちと、自然発生的にダンスタイムが始まります。
とりあえず2人で踊り始めて抱き合ってキスしてノリノリのチリ人夫婦。
陶酔し体全体で愛を表現するリンダ。
そしてそれを撮影する夫。
コロンビアーナもノリノリに楽しく踊っていて
夫アバウトタイムは時々戸惑いの表情。でも楽しそう。
そしてこのカップルもやはり妻のコロンビアーナが陶酔型ダンスを始め、
最終的にステージを降りて妻を撮影する夫アバウトタイム。
この2組のカップルから学んだことは、
輝いている女を、自分こそが1番のファンだと言わんばかりにムービーで撮影するパートナーの存在の貴重さ。
尊すぎます。
私も、自分の世界に入ろうとも、そんな姿をパートナーが思わずムービーで撮影したくなるような唯一無二な女を目指したい!
と心に刻みました。
もちろんポン子は今夜も踊る
そんな訳で、私はポン子を撮影。
撮影したくなる女がすぐそこにいました。
シルベスタと2人でくるくる踊りながら回っちゃってる東洋人代表。
ステージに上がってるアジア人は私たちだけ。
こんなに踊りまくってるのアジア人はポン子だけ。
唯一無二な女。
ステージの真ん中で華麗なダンスを繰り広げ、歓声を浴びるポン子。
最高やな。
ポン子と旅してきて、
こんなにも楽しそうに踊るポン子を見ることができて、
なぜか私が感無量。
若林に感謝したい。
踊りの合間に、
ポン子が、シルベスタにバラデロのスペイン語レッスンで学んだ
「エンカンターダ!(Nice to meet youという意味)」という挨拶を何度も繰り返し言ってるのがトロピカーナのステージでのもう一つのピーク。まさかあのレッスンがここで役に立つとは。
伏線を無事回収。
もう何でもアリで、旅の恥はかき捨て!
恥ずかしながら私もチリのおじさんに折れた腕を掴まれながら痛みも忘れて踊りました。
(私のサルサレッスンの伏線はうまく回収できてなかったです…)
なぜだか知らないけどいつのまにかリンダを中心として振り付けをしたりして
コロンビアーナやポン子がステージの1列目で並んで踊ってフィナーレを迎えるという謎だらけのトロピカーナ。
キューバの歴史あるキャバレーのステージでなんでこんなことになってるのか。
もう私たちのテーブルの6人は、奇跡のメンバー。
キューバ最後の夜に最高のメンバーとアメイジングなエンディングを迎えられたことは忘れられない思い出となりました。
その時の動画。クリックするとちょろっと見れます↓
キューバで有名なキャバレー、トロピカーナへ。大盛り上がりで、ショーの最後、同じテーブルの仲良くなったチリ人夫婦とコロンビアーナ夫婦と我々の6人でステージの上へ上がり込みダンスタイム。気づけば大勢がステージで踊り狂う事態に。ポン子のダンスは国境を超えた。 pic.twitter.com/WXaOaYZWMl
— あられ🎒春には国外逃亡🇫🇷🇪🇸🇦🇹 (@n0riarare) November 3, 2018
ああ、マジで最高の夜。
キューバ最後の夜。
飲んで見とれて笑って踊って笑った。
ありがとうキューバ。