こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
キューバに1人で先に入って、存分にフォトウォークを満喫し、ハバナの町を足で掴んだ私(【キューバ旅①】1人でハバナの町を歩き回って写真撮ってたら3時間半経ってたの巻 )は、23時頃、ベットに入り眠りの中へ。
さてここから、バックパッカーではなくて、1人旅をしたことのないポン子という、ダンスを愛する我が友が乗り込んできます。
さてどうなったか。
キューバ2人旅のはじまりはじまり。
ポン子入国編
まず、23時半に入国しているはずのポン子。
そろそろ着いたかな?
何となく目が覚めたのが1時過ぎ。
あれ?
まだ着いてないな。
夜中に両替もしなくていいように私が代わりにポン子の分もしておいたし、
荷物も機内に持ち込むと言ってたから、そんなに入国に時間がかからないはず…。
夜中にタクシーに乗らなくていいようにカサのホストのグインに迎えに行ってもらったのも22時。入れ違いはないはず。
飛行機が遅れたのかな?
グインと出会えてるよな?
なんて思いながらウトウトしていると(こういう時にもウトウトできるのが私だが熟睡はできない)、
2:30の真夜中
部屋の扉が開きました。
来た!ポン子。
コロコロ(小型スーツケース)とリュックと謎の大きな袋を持って登場。
珍道中を夜中に聞かせてもらいました。 (やっぱり先に寝といて正解)
満席で荷物を機内に持ち込めず預けることになって時間がかかった模様。
そしてそれだけではなく、キューバ入国には「ツーリストカード」と呼ばれる入国ビザのようなものが必要で、ポン子も私に言われてちゃんと用意し持ってきていたのに、
入国時に「ビザは持ってる?」と聞かれ
「ビザは持ってない」と何度もポン子が断言して一悶着あったらしい。
「ツーリストカードはキューバ人はビザって呼んだりするから」と伝えていたけれどそんなことは記憶の彼方。
普通なら「あぁ、ツーリストカードのことね」と気付くんだけど、
そこは深夜ということと、
長いフライトの疲れとのせいで(ということにしておく)
ビザがツーリストカードのことを指すということが結び付かず、あわや入国拒否になるところだったよう。
空港職員がポン子の持ち物を見て、ツーリストカードを見つけて「これのことや!(雰囲気)」と見つけ出して事なきを得たらしい。
この件以外に、
夜中のポン子襲来で、面白かった点
・アエロメヒコ航空で、メキシカンCAに、チキンorフィッシュ?と聞かれると思ったらチキンorエスカルゴ?と聞かれてビックリしたこと。とっさのことでチキンを選んでしまったが、エスカルゴを食べればよかったと後悔していた(私はいつも無難に肉チョイス)
・リュックとスーツケースと別で抱えていた大きな袋の中身はおしゃれハット。おしゃれピーポーは、帽子を型崩れしないように別で袋に入れて持つという点(キャリー・ブラッドショーかと思った)
一方、
ポン子が驚いた点
・グインが英語が全く喋れないこと(喋りたかったのにうまく会話できず残念がる深夜2時のポン子。私なら深夜によく知らない人と喋りたくはない。)
・部屋のあちこちに私がS字フックでものを吊るしまくっていること(何度も「帰国したらSカン買うわ」と言っていたけど買ったのだろうか…)
・私が現地で500円で帽子を買ったこと(多分ポン子はこの20倍くらいする値段の帽子を持参。ファッショニスタはそれでいいと思う)
というわけで私たちの違いがしょっぱなから露呈。
おもろい発見がそれぞれにあった真夜中でした。いや、そんなん喋ってないで早よ寝よ!と競うように就寝。
右が500円のMade inキューバの帽子、左がファッショニスタの帽子。下がゲバラのキャップ
キューバに来る普通の旅人へのアドバイス
・ビザと言われたら「ツーリストカード」のことなので、焦らず出そう。「持ってない」と断言しないこと!
・帽子の型崩れを気にする人へ。ハバナのあちこちでやっすいゲバラ帽以外の普通の帽子が売ってます。
・S字フックがあると色々吊り下げれるので便利
キューバのカサ・パルティクルの朝食は最高
9:30には支度をして出ようと話し合って迎えた翌朝。ポン子は私よりも早く起きて、カサで用意してもらった朝食タイム。私は身支度がかなりすばやいことと、起きてすぐにはほとんど食べられないことから、ギリギリに起きるから先に食べといてとポン子に伝えていましたが、結局私も目が覚めて、ポン子と一緒に朝ごはんを食べることに。
私たちが泊まったカサ・パルティクルはキューバの民家の一部屋を借りて泊まる民泊スタイル。そこで用意してもらうことにしていた朝食は、素晴らしかったです。
海外の朝食はフルーツがたっぷり食べれるから嬉しいんだけども、キューバのは特別にボリューム満点!
キューバで私的に1番感動した味は
グァバジュース!
何のジュースか分からなくて聞いたら
「Jugo de guayaba」とのこと。
スペインでジュースを「Zumo」って言ってたけど南米では「Jugo」って言うのを改めて教えてもらいました。
それにしてもグァバジュースが、グァバだけなのに、甘くてスムージーぽい口当たりで最高!
スペインで毎日飲んだオレンジジュースくらいに飛び抜けて美味しくてハマりました。
ポン子はカフェコンレチェを味わい、トーストも食べてお腹いっぱい。
ポン子が「美味しいってスペイン語で何て言うの?」と言い、
私が「Que ricoやで」と答え、
ポン子が「分かった!ケ・リコー、な!覚えとく!」
というやり取り。
これをキューバにいる間中、20回くらい繰り返しました。(私の感覚でカウント)
こんなやり取りは付き合いも長いから15回くらいは朝飯前です。なのに16回目以降、後半、さすがに語気がきつくなった私。反省しています。
朝のトイレ事情。からの別行動タイム
すっかり忘れていたのですが、ポン子が生きる上で大事にしていること。
それは快便。
私は万年超ハードな便秘体質。なので、出ないことは当たり前だし慣れてしまっている。普段もだけど、旅では特に、それに神経を使いたくないので、出ないからって出さなきゃとは思わないし、便に主導権を握られたくない!一応ヨーデルSを飲んで薬の力に頼ることにしています。
お腹が張ってるとかは通常なので無理をせず持ち運ぶタイプです。私は日頃から朝ごはんを食べない習慣なのでもちろん朝に便を出すなんてことは全く無い。
逆にポン子は必ず朝ごはんを食べて、必ず朝、便を出してスッキリしないと活動できないタイプ。健康を絵に描いたような人なのです。
そして、朝のトイレが済むまで出発はできない事態が毎朝起こります。
これは時間が読めない。
私には全く理解のできない事情なのですが、ポン子は、こればっかりは仕方ないことなのだと断言してこの時間をどうにかする発想はなさそう。
無理をするということを全くしないポン子に無理を強いるわけにはいきません。
私だってポテチのコンソメパンチを毎日食べることを誰かに言われて止めることなんてできません。
ましてやポン子のトイレ事情は健康問題に関わること。
だけど、
私もそこに完全に合わせる訳にもいきません。
「旅を充実させるのは、いかに有効に午前を使うか」というのが鉄則だと思っている私。
旅先での午前の時間は、人が少ない時間帯で、ここは無理してでも午前を有意義に使わないと、午後からはどこへ行っても混み始めます。
素人なりに写真を撮るのが好きな私は、午前じゃないと人だらけだったり、日差しが強すぎてうまく撮れないこともよくある。
そして暑い国ではなおさら涼しい午前に動けるかが勝負です。バテてしまって休む時間が増えて街をたくさん見れない(と言いつつも3.5時間歩き続ける私だけど)。旅先では効率的に動きたい。
それもあって、早起きが苦手な私は、頑張って頑張って無理して起きて、宿で朝ごはんを食べずに、起きてすぐにまず町に出て、どこかで休憩がてら朝ごはんを食べることが多いです。
という2人それぞれの抱える事情から、
「大きめのペットボトルの水を買ってきてあげる、40分したら戻る」と約束して、一人で街に繰り出しました。
前日に3.5時間歩いたおかげで、狙いをつけた行きたかった本屋にも行けたし、いい写真も数枚撮れたし、脳も目覚めていい時間を過ごせました。
約束通り戻ると、ポン子の大きい方も無事排出され、出発の準備も顔も(メイク)整っていました。
カサにいたアルビノぽい犬とやたら小さい犬に見送られて出発!
補足ですが、キューバ滞在4泊中1回を除いて、毎日、朝の時間にこの別行動タイムがありました。初日のこの日の40分なんて序の口でした。
客観的に見ると、どちらもワガママと言われる行動でしょう、きっと。
お互いに「絶対、いつも一緒がいい」「私に合わせてよ」というタイプじゃなくて良かった(ポン子の方が我慢してたかもしれないけど)。
人と一緒にうまく旅するコツとして、協調性も大事だけど、40代にもなると、それぞれがどこまでマイペースを貫けるかが鍵かも知れません。今回の旅で、まずそれを学びました!
それと、やりたいことをやる40代女でも、
やりたいことのために無理をするタイプ(代償が骨折の人)と、
無理をしないということ、そして無理のない範囲でやりたいことをやるタイプ(帰国後、整体に行くと体がベストの状態になってた人)がいるなという発見。この件についてはまた後日。
とにかく、ありがとうポン子。
さあ、2人でハバナ巡りです。
私のバックパックを細い体で担いでみたポン子