海外の地下鉄事情
旅先の移動に地下鉄を使うことがよくあります。地下鉄が存在する街に限りますが…。
地下鉄は基本的にどの街も乗り方に大差はありません。
切符を買って、改札を通って、乗りたい線の地下鉄に乗る。降りたい駅で降りて改札を出て、行きたい場所に近い出口から地上に出る。
このミッションが、ちょっとずつ街によって異なるくらいで、そんなに難しくはありません。例えば、切符が、カードだったりおもちゃみたいなトークンだったり。
また、1DAYパスとか10回券とか、旅の仕方によってお得な切符があったりするので、そこは下調べをしておくといいです。
乗りたい線も、大体色分けされていて、案内の看板に沿って進めばそれほど迷うことはありませんし、路線図は必ず駅にあるので、それを見れば、必ず目的地に行けます。
台北で一番乗る路線。「こっちやで!」と言われてる気がする。青色をめがけて進む。
海外の地下鉄でやりがちなミス
①逆方向に乗ってしまう。
私のあるあるは、逆方向に乗ってしまいがちなことです。
色で見て、「この線で正しい」と思って進み、油断して乗り込んでから「あ!逆や!」と気づくパターンが多いです。特に、いいタイミングで電車が来たときに、「来た来た!」と思って、最後の確認を行わずに飛び乗れば、間違いなく逆方向に乗っています。街によっては、1駅戻るのも大変だったりするので、できるだけ間違えずに地下鉄に乗りたい。
②時間のかかる乗換えルートを選択してしまう。
行き方が何パターンも存在するルートの場合、駅の路線図で見て、駅の数で考えて、「ここで乗り換えれば5駅で着く!」と短絡的に考えて乗ってみると、乗換えの駅が大きすぎて乗換えに15分くらいかかるとか、途中の路線が30分に1本しかない路線だったりとかいうハプニングも起きがちです。地元の人は誰もそんな乗り継ぎ方をしないということもあります。駅の数が8駅くらいあるけど、乗換えもしやすく、本数も多い路線で目的地まで早く着くということもよくあります。しかしそれは、駅の路線図だけで分かるはずもなく敗北感です。
③出口が多すぎて、どこから出たらいいか分からない。
何番出口から出ればいいのかさっぱり分からず、適当に出て、途方にくれることがあります。地下でgoogle map先生がお休みされていて現在地が分からないときなどは、適当に地上に出てみて「どこや?ここ。」とびっくりすることもあります。
モスクワの地下鉄の案内表示。意味不明過ぎた…。
ガイドブックを堂々と開いてうろうろするのは、恥ずかしい…という変なプライドもあります。それにスリなどに狙われやすくなるのでやめておいたほうがいいし…。さてどうしたものか。
このアプリがあれば大丈夫!「MetrO」をオススメ
クリックしてもiTunesに飛ばなかったら「metro」で検索してみてください。
このアプリを使ってからは、乗換えも楽勝になりました。
まずこのアプリのすごいところは、
①観光で行きそうな国の地下鉄のほとんどの路線で使用可能。
国ごとの乗換え案内のアプリは色々ありますが、「MetrO」のすごいところは、このアプリ一つで全世界(未確認だけど観光地の大半。)の地下鉄をカバーできます。
②オフラインでも使用可能!
これが一番嬉しい。国によっては、wifiが無料で使える駅も増えていますが、wifiが使えない海外の地で、オフラインで乗換えを検索できるのは最強すぎる!
③地下鉄だけでなく、主要な電車やバスにも対応している。(完全ではない)
路線バスの検索も可能な街があります。完全ではないので、主に地下鉄の検索に使用していますが、今後、この点の改良に期待したいです。
※唯一最大のマイナスポイントは、時々落ちることです…。まあそこはご愛嬌。
思っている以上に落ちますし、コネクションエラーが出ますが、懲りずに挑むと使えます。
アプリ「MetrO」の使い方
①使う街の地下鉄の路線図をwifiのつながるところであらかじめダウンロードしておく。
「都市リスト」「ダウンロード可能な都市」→必要な都市を押してダウンロード開始。時々、「コネクションエラー」というエラーメッセージが出ますが、不具合なので、諦めずに何度か試したり、少し間を置いてから挑戦すれば大丈夫です。(これがこのアプリのイマイチなところですが、ご愛嬌。行く街が分かっているときは、旅に出る前にあらかじめ余裕を持ってしてダウンロードしておくことをオススメします。)
全ての都市リストから行く予定の都市を選んでDL
私の都市リストはこんな感じ。
②都市を選んで「出発地(緑の旗の欄)」「目的地(赤の旗の欄)」に記入。
マドリードの空港ターミナル4から
駅名の候補がAから順に出てきますのでそこをクリックでOK。
ゲルニカを見にレイナソフィア美術館まで行く場合。
どちらも、下のタブのカメラのマークを押して、主要観光地から選ぶことができます。
③曜日と出発時間を選択し、検索。
虫メガネマークで検索。右横の矢印マークで逆ルートも検索可能。
マドリードの場合、地下鉄だけでなく、バス、近郊列車セルカニアスなども検索可能。
④検索結果が出ます。
近道と最小乗換えルートなどいくつかの候補が出てきます。何番線(色つき)のどこ方面行きかも出ますので乗換えも安心。
地図・路線図も、念のため、ちゃんと持とう。
何番出口から出ればいいか問題は、Google Mapをあらかじめオフラインで使えるようにダウンロードしておいてそちらで確認すればOK。でも、一応、空港や駅やインフォメーションで路線図と地図をもらって宿に帰ってからにらむのも好きです。アプリに頼りつつ、地図も読める女でいたいものです。
どちらも持てば、これで勇気を出して地元のように地下鉄を乗りこなせます。
Enjoy Metro!
パリの地下鉄の乗り口、オシャレ。メトロポリタンて。