楽しい旅の地での悲しい出来事
楽しすぎたビーチでの時間は、いわゆる普通の女子がハワイやグアムでリゾート気分を味わうのとは趣向が違うものの、思いっきりリゾートを楽しめました。
アラフォーが、大勢のインド人が見守る中、ボディーボードデビューをするという平和な風景も、コヴァーラムビーチ(のハワビーチの方)のなせる技。しつこい客引きや物乞いもおらず、南インドって平和でいいなーという気持ちで満たされました。(前回↓の続きです)
そんな、私の思い出の場所で、私と同年代の女性が悲しい事件に巻き込まれました。
一人旅をしていた女性が、コヴァーラムビーチで容疑者男性と知り合い、何時間も楽しく一緒に過ごし、一緒にビールを午前3時まで飲み、手工芸品屋をやっているから見にこないか?と誘われ、容疑者の部屋について行き、そこで暴行されたというのが経緯のよう。本当の真実は当人同士しか分かりませんが。
私が思うこと
このニュースを知って、とても心が痛みました。特に、自分と重なる女性が、自分の旅した場所でそういう目に合ったということはショックでした。
最低の人間に出会ってしまったんだと思います。多分、ビールを一緒に飲んでるところまでは楽しい時間やったろうに。
この女性を責めるつもりは私にはありません。多分、ご自身が1番自分を責めているでしょうから。傷が癒えること、また旅に出れる日が来ることを願うばかりです。
私が思うことは、誰でも、旅先で悲しい目に合う可能性、危険性があるということ。
「インドに行くなんて危ない!」と9割5分の人が私にそう言います。その通り、危ないんです。
日本にいてても、危ない目に合う可能性はあります。知り合ったばかりの男性と2人で夜中3時まで飲んでたら日本でも危険です。日本にだって凶悪犯罪者は潜んでいるし、毎日交通事故が起こっています。
しかし、異国では、言葉も違うから、事件に巻き込まれてしまう危険性は日本よりも高いのかも知れません。
それでも、旅に出ると、楽しい時間、素晴らしい出会いが待っている可能性も大いにあるから、インドが好きだし、旅にも出ます。
そういう楽しい時間になるように、自分で自分の身を守るために、悲しい思い出にならないように、一人一人が気をつけるしかないのだと思います。
気をつけても避けようのない事件もあります。テロとか事故とか。そういう事に巻き込まれないようにするためには、家の中でじっとしておくことしかないでしょう。
だけど、そんな人生だと、私はストレスで何らかの病気になって、結局、命を縮めてしまうかもしれません。ストレスを減らすことは、私にとっては、危険なことを避けるのと同意義。
何がベストかなんて、分かりませんが、私は家の外に飛び出していろんな世界を見たいし、避けようのないテロや飛行機事故などに巻き込まれてしまったとしたら、それは仕方のないこと。今のところ、無事に帰ってこれているのは、私がラッキーなだけかも知れません。
しかし、「女性」特有の、自分の心がけ次第で避けれる事なら、気をつけすぎるくらい気をつけて、少しでもラッキーでいられるようにしたいです。
私自身、お気楽に旅してる中にも、気をつけている事はありますし、警戒心を常に持っています。
旅に出る女性のみなさん(男性もですね)にも、同じくらい警戒心を持って旅してもらいたいです。
↑警戒心について。
コヴァーラムビーチでの注意
①シーズンオフ(6月〜8月は雨季です)が終わりシーズン入り(ベストは10月〜5月)する間の時期で、欧米人ツーリストが少なかったということも、私たちがゆっくりできた理由の1つかも知れません。
その反面、波が高すぎて、ライトハウスビーチの方は遊泳禁止でしたし、ハワビーチの方はライトセーバーが見張ってくれていたものの、かなり高い波が来ていました。海に慣れない泳ぎに自信のない人は、海に入るべきではないかも知れません。死者も出ることがあるという話でしたので、無理は禁物です。
波がかなり高くて強いので洗濯機のように巻き込むらしいです。
②リゾート地で、露出の高い服になりがちですが、リゾートとは言えここはインドです。
女性への免疫もあまりなく、女性蔑視がはびこるインド人男性の目に、異国の女が薄着でいると、どういう対象に映るのかは、意識しておく方が無難です。
↑ビーチとは言えここはインド。ここに水着姿だとそりゃ悪目立ちします。
③シーズン中は、欧米人対象にドラッグの売人の出入りもあるようです。自分が手を出すことはもちろん、手を出している人に近づくことはトラブルの元です。自分の身は自分で守りましょう。
旅先でしか得られないもの〜コヴァーラム〜
最後に、これを読んだ方に、「旅に出たいなー」と思ってもらえるように、コヴァーラムビーチの旅でしか得られない時間や、食べ物をご紹介します。
①コヴァーラムビーチのアラビア海の夕焼け
遊び疲れた体で、ぼーっと見る夕焼け。夕日よりも、太陽が沈んでからの、どんどん色が変わる時間が好きです。日が沈んでからも、服を着たインド人たちがまだまだ海で遊んでいる風景。何だか素敵な時間でした。
②German Bakery で飲んだアーユルヴェーダティーとレモンケーキ
波音を聞きながら、キャンドルの灯りだけで味わう贅沢。アーユルヴェーダ発祥の地ですが、結局私は興味がなく、体験しませんでした。それでも、ささやかに、いろんな効能のハーブの入ったティーを飲んでみました。疲れたアラフォーボディーに染み渡るような感じがしました。
German Bakery (コバーラム) の口コミ455件 - トリップアドバイザー
③ケーララ州でしか食べれない(らしい)赤いバナナ
カッパバロンと呼ぶらしいです(現地の人に教えてもらった呼び名)。噂では、黄色のバナナと違って、ネットリとしてカスタードクリームのような味わいとのことでしたが、うーむ。甘めのネッチョリバナナってとこかな。確かに甘くて美味しかったけど、カスタード感は無かったです。一本10ルピー(20円)と、インドにしてはかなり高額な一品。
ちなみに南インド名物マサラドーサも初体験しましたが、こちらも、予想通りの味と食感。美味しかったけどね。
kerala cafeにて
ナギさん大好き↑