こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
インド、デリーのホテルの高野豆腐みたいな柔らかさのベッドで寝ながら(汁は出ません)、何となく書いてます。
デリー空港に着いたのは、夜中の0時。
飛行機はガラガラで、3席占領して、ずっと横になってたので、体は楽だった。
9時間のフライトのうち、7時間半くらいは熟睡してて、トイレで起きたタイミングで機内食をもらって映画「イエスタデイ」を見た。
また眠気に襲われてすぐに横になり気絶。
あと1時間で着きますー、というアナウンスで再び目を覚まして「イエスタデイ」の続きを見ながら朝ごはん。と言ってもインド時間は夜…。
当たり前だけど3席独占だとトイレも行きやすいし、横になれて最高。
↑ちなみにこれはインドの空港のトイレ。どっちが女子トイレかすぐ分かる。
デリーのインディラガンディー空港(名前が好きで言いたくなる空港名!)に到着して、飛行機の扉を出た瞬間、分かった。
あ、インドの匂い!
ホコリっぽいのと少しスパイスのような匂い。
夜中なのにモワッとする熱気。
もう6回目(7回目と思ってたけど数え直したら6回目だった)のインドだけど、この匂いを嗅ぐだけで、インドに入ったらすぐに思い出せる。
20代の時にドキドキしながら初上陸した真夜中のデリー空港での私を。
そういや40代になってから初インド。
お手並み拝見やでチーム・インディア。
なんか、勝負するような気持ちになってるのが不思議。
ノーサイドゲームで行きたいところ。
すでに、VISAをチェックする人に、
最後にインドに行ったのはいつ?
どこ?
何しに?
何回目?
このVISAは5年間使えるけど、一体どうする気?
なんていう質問を、ヒンディー語なまりの英語で畳み掛けられた。
試合は始まったみたい。
5年もVISAをもらえたから、また来たいと思ってるけど、それは今回の旅次第だよ…
と生意気なセリフをかまして入国。1点先制かしら。
GULLY BOYがほくそ笑んでる…
空港送迎を頼んでたものの、
「4番ゲートの外にあなたの名前を書いた紙を持って待っている」とメールに書いてあったのに、 6番ゲートでタバコ吸ってる人と5番ゲートに真面目に待ってくれてる人と2人も私の名前の紙を持っていた。
私は2人いるのかな。
うーん。
3人で話し合った結果、手違いだったらしく、漢字で名前を書いてくれている真面目な青年の方の車に乗った。
「手違い」はこれからたくさん起こるんだろな…。
空を見たら、ざくろをスパッとナイフで半分に切ったみたいな赤い半月が浮かんでいて不気味だった。
おもろいな、すでに。
パハールガンジのホテルに到着したら、
ドライバーの真面目な青年はチップを請求してくるし、
インドの映画や音楽チャンネルを見たいからテレビのある部屋を指定したのにテレビのケーブルがちぎれてる部屋だったり、
変えてもらった部屋がラブホテル仕様だったり
エアコンが壁に備え付けのタイプで暴走族並みの爆音がしたり。
ホットシャワーもフロントに言って10分待たないとお湯が出ないシステム。
もう2時過ぎなのでシャワーは明日にして寝ることにしたら、 ベッドは柔らか過ぎてビックリした。
ラブホテル仕様…
TVのチャンネル、どれ回してもおもろい。
天井のファンが綺麗で静かなのが救い。
20代で初めてインドに来た時の1泊100円くらいのエアコンも窓もない部屋で、天井の扇風機がギシギシ、ガタガタ、グラグラしながら必死な感じで回ってたのを思い出し笑いして、眠りにつくことにした。
コクーンの虫除け作用のあるシルクのトラベルシーツを丸いダブルベッドの端にいそいそと敷く。
20代の頃の私とは違って、
40代の私は、エアコン、テレビ、ホットシャワー付きの600円のデラックスルームをチョイスして、1万円を超えるシルクのトラベルシーツを敷くのさ。いろんな矛盾は目を瞑って。
どんなインドが待ってるのかワクワクして眠れないと言いたいところだけど、
飛行機であんなに寝たのにまたすぐに寝てしまえるのが私。
映画「イエスタデイ」のせいでビートルズが子守唄。
お邪魔しますね、インド。