アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【EU→モロッコ旅8日目②】シャウエンのおすすめAirbnb。紙の地図1枚と旅人の宴とスペインモスクの星空と。

こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
モロッコのシャウエンの青い世界は、やはり人気がありますね。たくさんの方々がブログを見にきてくれました。シュクラン!


それでは、シャウエンの続きを書いてみます。

シャウエンの宿はアリエスのAirbnbがオススメ

今回の旅では時々Airbnbに泊まっているのですが、シャウエンのAirbnbが一番良かったです。
そこのオーナー、アリエスちゃん(若い韓国人女子)がとにかく素敵。
昨年、シャウエンを旅してから韓国に帰国したけど、韓国で生活しながら、

「自分の本当に望む生活って何だろう?」って考えて、気づいたら、シャウエンに舞い戻ってきて、旅で知り合った人に紹介してもらってエアビーの管理人の仕事をしているというアリエスちゃん。
ガイドブックを持たずにやってきた私に、紙の地図に、シャウエンのパーフェクトな情報を教えてくれ書き込んでくれました。

ミントティーを淹れてくれて、ソファーに座りながら、ゆっくり綺麗な英語で説明してくれるアリエス。

完璧じゃねえか!
ハマムで使う石鹸(?泥みたいなやつ)もくれたし、洗濯機も回してくれる最高のホスト。
アリエスを好きになり過ぎて、
もうこの地図だけで旅をする!

と決めて、アリエスMAPを手に街に繰り出した次第です。(彷徨った話はこちら)
アリエスMAPに書いてもらった情報はコチラ
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シャウエンは地図まで青いんだから
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①カサバがあって大きな木がシャウエンの中心地の目印。迷ったら木の所に戻ればいい。
②青い街はメディナになっていて、各ゲートの位置の説明
③ATMとこの宿も中心地のすぐ近く
④バス停までは下りなので歩いて15分位で行ける
⑤宿の隣がローカルハマムで安いからおすすめ
⑥丘の上のスペインモスクまで20分。日没に合わせて行くこと。ちなみに日没は午後8時
⑦レストランのおすすめ情報
●Aladdin:内装がフォトジェニック。眺めもいい!
●Sofia:モロッコの家庭料理がおいしい。穴場
●Bab Ssour:ガイドブックに載る名店。ヤギ肉のタジンがめっちゃスイートでおいしい。
●Azhar:友達がシェフをしている。おいしい。
●Mandara:モロッコ料理に飽きたらイタリアンを。
⑧TajineとTagineの違いを絵で説明(してくれるも結局分からなかった)


そんなアリエスのエアビーはこちら↓


とにかくロケーション最高。(中心部カサバ前の広場から1分以内)

部屋もおしゃれで清潔。

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タオルもドライヤーもあるし、テラスからの眺めもいい。3700円オフクーポンを使って2泊したので1泊2500円程度と格安になりました。

もう声を大にしておすすめです。

エアビーの登録がまだの人は、こちらをどうぞ↓
3700円オフクーポンがもらえます。

 

夕日を見にスペインモスクへ

何もかもが載っている(とすら思える)アリエスの地図を手に放浪。
さっそくsofiaでクスクスを食べ、美味しさに感動。後で知ったけど、trip adviserでシャウエン で1位なのでした。
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ホテルパラドールから小道を入ってすぐのところ。

 

日没が20時と聞いていたので、19時前くらいから、丘の上にあるスペインモスクまで歩いてみることにしました。
ゲートをくぐり、メディナの外に出てもまだ続く青い建物。

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サボテンがアフリカ感を醸し出す。

なかなかの見晴らし。

登りはさすがにしんどかったものの、

右手にはシャウエン の街並み、

左手には岩肌の見える山や動物や花。

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これはわざわざ登って夕日を見る価値ありやな。

そう思いながらスペインモスク到着。

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どうやら地球の歩き方やガイドブックに載っているスポットらしく、歩き方片手に日本語で話している人たちがチラホラ。
お洒落なノースリーブの白のドレスを着てカメラマン(友人?)を連れた韓国人女子たちがこぞってポージング。

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気合い、入ってるなー。
私は暴風が吹き荒れる中、ユニクロダウンを引っ張り出して着て日没を待ちました。
スペインモスク前に集まった日没を待つ人たちの中に、

ゴールデンウィークに一人旅でモロッコに来ている男性4人と話をする機会があり、これまでの旅の話、モロッコでの話をしながら、日没を一緒に待ちました。
寒い中、みなさん薄着で日没を待ち、

「アフリカやのに寒い」

「さむー!ねえさん、ユニクロのダウン持って来てるの正解ですね!」

など話しながら、日が沈むのを写真に収めるも、なんか微妙。

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「これは完全に夜になってから夜景を撮りにきた方がいいんじゃない?」

という話になる私たち。
それまで、寒いし、いったん丘を下りて5人で晩御飯を食べましょう!

ということになり、ご飯をご一緒させてもらうことにしました。

旅人が5人集まると旅話は尽きない

1人旅の旅人が5人集まった私たち。

日本人宿に泊まったこともなく、旅先で日本人とつるむということをほとんどしたことのない私。何だかわからないけど、今回はひとときだけつるんでみました。

きっとモロッコ料理がそうさせたのでしょう。
メンバーはこんな感じでした。

色白くん:

仙台から来ている男子。ミスチルの桜井さん風で、アフガンストールをきれいに巻いている。優しい話し方をするちょっと品のいい旅をしてそうな若者。

奈良の子:

話し方が堂本剛そっくり。「地元が剛とおんなじやで」とのこと。ルックスは渋谷すばる風。関西弁で話しやすい、突っ込んでもくる。30代と思われる人。旅慣れてる感じ。

のっぽさん:

チューリップハットをかぶった「できるかな?」の、背の高いのっぽさん(アラフォー世代)によく似た40代くらいの男性。アジア系の旅に強い。すごい良さげな一眼レフカメラを持っている。

瑛太:

ニュージーランドに留学していた青年。若い。見かけはほぼ瑛太で、話し方は塚本高史。「自分もご飯、一緒させてもらってイイっすか?」「あざっす!良かった!」みたいな話し方。旅慣れはそれほどしてなさそうだけど海外には慣れてるような感じ。歩き方を手に持って立っている。優しそうな印象。

私:

40代。18連休と言うと、「何の仕事?そんなことしたら、帰った時、席無くなってるわ」と他の4人から羨ましがられる。スペインからジブラルタルを渡ってモロッコに入ったと言うだけでちょっと尊敬される。紙の地図しか持ってない謎の女。


アリエスの地図に載っているAzharで晩ご飯を食べながら盛り上がる私たち。
料理について、
「一人旅ってたくさんの物をちょっとずつ食べる食事がなかなかできないよな。」
「私もモロッコ料理はいろんな種類を食べたかった!野菜のタジンも肉のタジンもいきたいしな。」
「イカリング大皿の単品とか1人だと選べないしな。」

なんて言いながらイカリングやタジン(tajineとtagine)を注文しアルコールのないモロッコで旅人が大好きな7upで乾杯し旅人の宴の開始。
いろんな意味でレベルの高い旅人4人の男性陣。
4人とも別々にゴールデンウィークにモロッコにやってきて、マラケシュから砂漠を通ってフェズに入り、そこからシャウエンに辿り着いた人たち。
マラケシュ→砂漠→フェズのルートは私も以前経験済みだったので話も盛り上がります。


色白くんだけが、砂漠でラクダが出払ってて乗れないと言われていたり、ご飯や宿がハズレだったりする話とか。


瑛太の持ってる地球の歩き方が最新版で、のっぽさんのが古くて、シャウエンを扱うページの差に驚いたりとか。私が家に置いてきた2010年頃の歩き方にはシャウエンは1ページしか載ってなかったのに、最新版はシャウエンがもはや歩き方の表紙になっているということを知ったり。


あと、私は地球の歩き方やガイドブックを持ってきてないから、アリエスの紙の地図を出して見てると、
「いや、今時、紙の地図1枚?!玄人過ぎるでしょ!」と言われるも、

「この地図、全部載ってんねん!」と得意げに見せたり。


タジン(tagine)とタジン(tajine)の違いが、メニューを見て分析してもやっぱり分からなかったり。


ジブラルタルからの国境越えにみんな興味津々だったり。


「今まで行った国は何ヶ国?」という話題で、「知らん。数えたことないわ。」と答えると、奈良の子に

「普通、数えとくやろ?!渡航回数とか」と言われ

「渡航回数なんかなおさら分からんわ。おんなじ国に何回も行くタイプやから」と答え、

「せめて国の数は数えとき。話、広げる気ないんか」と軽く突っ込まれたり。
(ちなみに数えてみたら28ヶ国でした。韓国に10回くらい、インド7回が抜きん出ていると思われます。)


ご飯が終わり、
21時回ったし、スペインモスクにもう一度登って夜景を撮影しよう!
翌朝早いからサクッと写真撮ってすぐ降りよう!ということに。

夜のスペインモスクの星空

真っ暗な中、5人で登りながらもまだまだ旅の話。


色白くんが去年行ったペトラ遺跡の話を聞いたり、
のっぽさんとインドのラダックの話をしたり。(ラダックでの怖かった話)
「女1人だと、夜景とか見に行くのはなかなか難しいよね。いくら姐さんでも。」

「まあね。こんな山道、1人じゃこんな時間に絶対登ってない。ありがとーねー、一緒に登ってくれて。」なんて言いつつ頂上へ。

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宝石箱みたい…と本当に思った
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「こりゃ、夜に登る価値あるなぁ!!」

5人ともが青い街の夜景に感動。
「意外と青くないね」

「オレンジの灯りの方が綺麗だね。」と言っていると、
「うわ!まじっすか?!」

と声をあげる瑛太。

上を向いている。

皆んなで見上げて

「うわー!!星、スゲー!」

と口々に言う我々。
色白くんも

「砂漠が曇ってて星なんか見えなかったから、砂漠よりも星が見える!」と感動している。
のっぽさんは長いレンズと三脚をせっせと準備中。
瑛太は、

「ニュージーランドにいた時に星の見方を教えてもらったんすよ。」と言い、

「まずはしばらく暗い所を見てください。目を慣らしてから上を向いて星を見ると、どんどん小さい星まで見えてくるんすよ」とのこと。
「わー!ほんまや!見えてきた。北斗七星が20個くらい星ある!」と大はしゃぎの私。

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見える?三脚も使わず適当に撮ったら写った北斗七星。奈良の子にコツを聞かれて「しっかりワキをしめたよ」とアドバイス。

いい夜だな。
なんて呟いてしまったりして。


男4人は次の日にシャウエンを出て、3人はすぐに帰国するスケジュール。
名前も互いに聞かなかった5人が、旅先で一緒に星を見るとか、なかなか旅人感ある。
名前は知らないけど、
星の見方とか、ペトラ遺跡とか、旅した国の数とか、一眼レフでの夜景の設定とか。

これから、何かの拍子に思い出すだろうな、この4人のこと。
そう思った夜でありました。

 



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