アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

熊野古道④ 熊野古道を何度も歩き中辺路完全踏破を達成している私のオススメ中辺路ルート【春編】

やっと熊野古道のオススメ中辺路ルートのご紹介です。

そろそろ桜も咲き始める頃ですので、今回は春のお花見という視点でオススメします。

 

紀伊田辺から本宮へおいしいトコどりコース【1日目】

滝尻王子〜近露王子

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近露王子〜発心門王子

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発心門王子〜熊野本宮大社

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紀伊田辺駅からバスで牛馬王子へ

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まずは紀伊田辺駅前から龍神バスとかで熊野本宮大社行きに乗ります。当日大阪からバスでくる場合は11時頃に着くので11:35のバスに乗ります。たいがい、欧米人がリュックを持って並んでいるのでそこに並べば大丈夫。バスは結構な山道を走るので私は酔い止めの薬を一応飲んでます。駅のキヨスクで、から揚げ好きの方は、パンダ弁当を買うのをお忘れなく。滝尻で降りてスタートから行くのもいいですが、楽チンコースで考えると、牛馬童子前あたりでバスを降りて(1時間くらいかかります)、牛馬童子さんに挨拶して歩き始めるのがベター。トイレもあるので済ませておきます。牛馬童子から継桜王子までは徒歩2時間程度と軽めです。

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花見シーズンなら継桜王子でお弁当を食べたい

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近露王子を通り継桜王子まで歩きます。近露王子は、少しお店もあるので、空腹に耐えきれなければ、どこかのお店でランチでもいいかもしれません。冬は、近露にある足湯で足の疲れを取るのもいいですが、春なので素通りで行きます。近露王子から1時間ちょっと歩くと継桜王子に到着。とがの木茶屋という休憩処で桜を見ながらお弁当が私の中での春のベストです。現在は、ボランティアで村の人がお茶をいれたりサービスもあります。ここにスペインのTV局の人が撮影に来たとかいう話を聞きながらのランチタイムです。

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↑これは3月なので寒々しい絵面ですが春は花で溢れています。ちなみにこのすぐ横にある秀衡桜という桜は、藤原秀衡さんが妊娠7ヶ月の妻を連れて熊野古道を歩いていたら(無茶やな)、滝尻で生まれてしまって、赤子を置いてそのまま桜の枝を杖にして歩き続け、その杖をここにさして、「戻ってきてもしこの杖から桜が咲いてたら子供も無事なはず」という謎の願掛けをして本宮を参詣。そして戻ってきたら、桜は咲いてるし、赤子は狼に守られて無事やしという言い伝えのある桜です。

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お花見がてらパンダ弁当を食べます。お湯を沸かしてしじみ味噌汁を。継桜王子からもっと歩いてもいいのですが、次の小広王子からは土砂崩れか何かで現在も迂回ルートになっており、割と険しいので、継桜でストップにして、25分かけて下の林道までまっすぐ下り野中一方杉のバス停からバスに乗って川湯温泉に向かいます。ここのバスも12時台、13時台の継は16時台だったりするのでご注意ください。時間つぶしに、妖怪がいると水木しげる氏が断言した継桜王子や、那智大社の方角しか枝がはえていないという野中の一方杉を見に行ってもいいでしょう。

川湯温泉で温まる

そして川湯温泉までバスで行き、「まつや」へ。洗濯したり、温泉に入ったりしてのんびり過ごし、晩御飯は、初めてならみどりやのディナーバイキングが手頃ですね。唯一といってもいいお食事処「こぶち」でめはり寿司や焼肉定食などでもいいです。もったいないので寝る前にもう一回温泉に浸かりがちな私です。川湯温泉の魅力についてはこちらをご参照ください。 

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【2日目】

発心門王子から熊野本宮大社へ向かう

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まつや、みどりやに宿泊すると、予約時かチェックイン時に頼んでおけば、発心門王子まで無料で送迎してもらえます。7,8,9時のバスですのでお好きな時間に予約をしておきましょう。そしてさらに大切な予約として、大村屋さんのお弁当の予約です。これは旅1週間前(空いてれば5日前とかでも大丈夫そう)までにネットからしておきます。

http://www.oomuraya.net/food/index_bentou.htmlこれがないと熊野古道の魅力半減ですので要注意。ちなみに私は朝ごはん扱いにしています。 発心門王子へはバスで15分くらいで着きます。そこから1時間くらい歩いたら伏拝王子に到着します。大斎原の大鳥居を見晴らせるスポットと休憩所とトイレと大きな桜の木があります。ここがお弁当ポイント。まだ1時間しか歩いていないのでもったいない気もしますが、朝ごはんと思って食べます。それから1時間ちょっと歩けばもう本宮大社です。

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熊野本宮大社と大斎原でパワーをもらう

 

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本宮大社の上の方から入ることとなります。参拝してヤタガラスについての注意書きなどを読んで知識を深めてください。神聖な気持ちになれるはず。そして、階段を下りて正面から出て行きます。そこから徒歩5分くらいに、昔、熊野大社があった場所(川の氾濫で今の場所に移動になった)である大斎原(おおゆのはら)へ向かいます。巨大な鳥居がどーんとあるのですぐに見つけられます。今まで見た鳥居の中で一番大きいです。私は、どちらかというと本宮大社より大斎原の方が、パワーをもらえる気がしています。ここのベンチでボーっとするのが好きです。

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本宮大社前でごゆっくり

 あとは、熊野川を眺めたり、本宮前のカフェ「ほんぐう」でビーフシチューを食べるか、その隣のうどん屋「いっぷく」でうどんとめはり寿司のセットを食べるかしてゆっくりします。世界遺産熊野本宮館というドーンと構えた建物があるので、トイレを借りつつ、熊野古道についての歴史を学び、VTRを見たり本を読んだりもできます。また、サンティアゴ巡礼についての展示コーナーもあるので、そこでスペインへの思いを馳せて過ごします。

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サンティアゴまで10755km!

紀伊田辺駅へ戻る

そうこうしているうちに紀伊田辺駅行きのバスが来るので15時台のバスで紀伊田辺へ。17時台に駅に着くので、着いたら早めの晩御飯を。ここの駅前は店が閉まるのも早いし、土日はほとんどお店が開いてなかったりします。なので大体私は、「カフェゴリラ」で夜ご飯定食を食べるか、駅近くのうどん・洋食の「一吉」で熊野牛がらみの何かを食べます。

19時のバスで大阪に帰ります。途中のサービスエリアでめはり寿司を買って車内で食べ納めもありです。

まとめ

なぜこんなに歩いてるのに帰ってきたら体重が増えているのかが不思議でしたが、何となく原因が分かりました。食べてますね結構。歩きながらもパンやおにぎりを食べているので仕方ない結果です。納得できました。

 このルートの残念なところと言えば、発心門からはもっともポピュラーなルートで、とても歩きやすいので、歩いている人が多いこと多いこと。でも逆を言えば絶対迷子にならないと思うので初心者でも安心です。静かに1人で山でご飯と思ったら、那智大社と本宮を険しいルート、大雲取越、小雲取越に挑戦する方がいいですね。死者に会えるルートではありますが。そちらの紹介はまた次の機会に。

www.tb-kumano.jp

詳細はすべてこちらにあり!

 

 

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