未知で魅惑の南インド
聞いたことのない地名を見かけて、そこがどこなのか(インドだということは分かっていました)、そこに何があるのかを知らないまま興味が湧き、旅の行き先に決めたことがあります。その旅で、魅惑的な南インドを初めて旅しました。
もうインドリピーターの私にとって勝手知ったるインドだと思っていたら、まだまだ知らないインドがそこにあり、本当に未知の体験でした。
バックウォーター!
日本の夏は、と言うか、大阪の夏は湿気が凄くて、蒸し暑くて嫌になる今日この頃。
もう、四十なので、海で遊ぶなんてことはあまりしませんが、旅先で、海に繰り出し、はっちゃけてしまうことは時々あります。旅の恥はかき捨てというか、海に流し捨てです。
未知の南インド旅で、コヴァーラムビーチに滞在して、インド人の群れの中で、インド人のおっさんに教わりながらアラフォーでボディーボードデビューした時のことを思い出したので、書こうと思います。
その前に、まずは、
①南インドについて
②コヴァーラムにたどり着くまでのコーチンでの話
③コヴァーラムでインド人のおっさんにボディーボードを教わる話
それから
④インドの三角形のとんがってる所、最南端カニャクマリで、おパンツ丸出し沐浴の話
など書く予定。
航空券はエアアジアのセールで
エアアジアのセールがあると、とりあえず何となく漁る癖のある私。行き先のインドの欄を見てみると、あまり聞き慣れない地名を発見。
コーチ?チェンナイとかは聞いたことあるけどどこやそれ?
それが私の南インド旅の始まりです。
関空→クアラルンプール→コーチのルートで片道11900円。
コーチに何があるかは知らないけど、インド国内に上陸してしまえば、何か面白いことがあるだろうと思いポチることに決定。
コーチについて調べる
行くと決めてから、そこに何があるか調べ始めた私。google mapで見てみてびっくり。
めっちゃ下やなー!
そう、めっちゃ南でした。
おお!南インドは初やしちょうどいいやと、ワクワクしました。
地図を見て思ったのが、インドの最南端にいつかは行ってみたかったので、コーチから行けるのではないか?ということ。噂で聞いていた、ベンガル湾とインド洋とアラビア海の交わる聖地への期待が湧いてきました。コーチは、コーチン、コチなど呼び方が色々。どういうことや?と思いつつ、コーチ界隈の名物を調べてみたところ、
- ポルトガル、オランダ、イギリス等の植民地時代の影響が残っている
- 水郷地帯でバックウォータークルーズ(ハウスボード)に乗ってのんびりできる
- コーチがあるケララ州の伝統舞踊カタカリが見られる
- アラビア海に面していて魚料理がうまい
- アーユルベーダ発祥の地
- 南インド最高と言われるコヴァーラムビーチがある
- 一面に広がる涼しげな茶畑
- インド最南端のカニャクマリと呼ばれる聖地での沐浴
- マサラドーサという食べ物
- 長距離バスが発展している
などなど。魅惑的なものがズラリ。南インドへの旅が俄然楽しみになってきました。
旅のコースを決める
今回は、ほとんど何も知らずに旅先を決めたレアケースなので、下調べをある程度していきながら、旅のコースを決めました。
上記の1〜10のうち、2のハウスボードと、6のコヴァーラムビーチ、8のカニャクマリは絶対行こう!と決めてスケジュールを組んでいきます。個人旅行だからこそなせる技。
ざっくり決定!
1日目
関空→クアラルンプール【コーチン泊】
2日目
コーチン観光・カタカリ観劇【コーチン泊】
3日目
バックウォータークルーズで南へ移動【ハウスボード泊】
4日目
コヴァーラムビーチ【コヴァーラム泊】
5日目
ビーチ遊び【コヴァーラム泊】
6日目
カニャクマリへ移動【カニャクマリ泊】
7日目
カニャクマリの朝日→北インドへ移動
移動はどうする?
ざっくりルートを決めたら、移動をどうするか考えます。南インドはバスの路線が縦横無尽に走っていて本数も多く予約しなくても大丈夫とのこと。それなら、いざとなれば、バスに乗れば問題ないなと安心。
コーチンの空港へは23時頃着だったので、未知の地ということもあり、安めのホテルを予約することにしました。無理は禁物です。夜間の移動なので、治安についてや、タクシーが安全かどうかも調べて相場も把握しておきました。
また、ハウスボードに乗る件について、日本から予約を入れると高いので、現地に行って、相場を知り、交渉することにしました。また、暑すぎる等の問題などあれば、ボートで一泊せず、数時間乗って雰囲気を味わってコヴァーラムに行ってしまえばいいやと思いつつ。
カニャクマリへの移動がややこしそうだったので、ネットで一応情報を拾い集めておきました。
あとは、カタカリはどこで見られるか?ビーチで何をして遊べるか?マサラドーサの名店とかあるのか?安めのビーチサイドの宿はどの辺に集まっているか?等をさらっとチェックし、それ以外はその場の流れでいこう!と決め旅立ちました。
続く
コヴァーラムの夕日