アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【ベトナム・ホイアン旅②】ホイアンはランタンフェスティバルじゃない日こそ美しい。毎日が祭り!(2020.02.07加筆)

こんにちは、あられ(@n0riarare)です。

半袖とサンダルで生活していた先週が嘘のようで、寒さに参ってます。

久しぶりの通勤電車と駅を歩く朝の人ごみの多さで、ランタンフェスティバルの日のホイアンの橋の上の大渋滞やナイトマーケットの混雑を思い出しました。

ホイアンと大阪の平日の朝の電車内とでは、人々の表情は全く違うもので、少し切なくなりつつも、私には思い出し笑いという武器がある。

旅での出来事を思い出し笑い・半笑いで出勤上等!

今回は、旅の目的であったランタンフェスティバルとは何なのか、正直、祭りじゃない日に行くべきだと思う理由についてをお伝えします。

 

ホイアンと言えばランタン

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↑こういうの撮って壁紙にしがち(私も)

ホイアンに来た目的。

多分、ホイアンに旅しに来る人が99.9%目当てにしてるのでは?と思うランタンの街並み。

ノスタルジックな街並みにカラフルなランタン。

何かでホイアンの写真を見て、あぁ、見てみたい!と思ったのがきっかけ。

台湾とタイのランタンフェスティバルには参加済みなので(【2017年のイーペンランナーに行く方にオススメ!】チェンマイのロイクラトンでランタンを飛ばす以外のお楽しみ。 - アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話)、フェス好きとして、ここも参加しておこう!と思い、ホイアン旅を決めました。

色々情報を収集してると、ダナンに滞在して日帰りや一泊でホイアンに行くパターンがメジャーなようでしたが、

都会すぎる雰囲気のダナンにそれほど興味が湧かなかったのと、

のんびりしたいと思っていたし時期外れとは言えビーチにも行けそうなので、

私は、ホイアンに3泊4日の滞在にし、三晩目にランタンフェスティバルをぶつけるスケジュールにしました。

ホイアンのランタンフェスティバルとは?2020年の予定

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日本人が建てた日本橋とインスタ映え僧侶

ホイアンは、古い町並みが世界遺産となっており、毎月満月の夜にランタン祭りが行われています。

満月になる旧暦の14日、ホイアンの家々は電気が消え、提灯の明かりだけが町を照らし、地元の人たちや外国人観光客で前日から賑わっているとのこと。

2020年のランタンフェスティバルのスケジュールはこちらです↓


1月8日、2月7日、3月7日、4月6日、5月6日、6月5日、7月4日、8月3日、9月1日、9月30日、10月30日、11月28日、12月27日

ホイアンのベストシーズンは?雨季って?

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↑雨季はこんな空。雨は降らないことも。

ホイアンのマリオカートツーリスト

ちなみに、ホイアンは9月から2月の初めくらいまでが雨季です。

でもずっと降るわけでもなさそうです。

現に、私が行った1月末は、天気予報は毎日雨80%だったけど、激しく降ったのは5日間のうち一回(それも2時間くらいかな?)だけなので、行ってみればなんとかなります。

それに、暑くなくてちょうどいい。(23度くらい。半袖で夜は肌寒いレベル)

東南アジアの乾季の暑さを知っているので、雨季が逆にベストではないか?と思ったほどです。

海やプールで泳ぐのは諦めないといけませんし、雨季の中盤のひどい時は、大洪水が時々あるらしいので要注意ですが。

まあ、行きたくなった時、行ける時がベストシーズンです。

恐るべしツアー客の大行列…

ランタンフェスティバルの前々夜からホイアンの夜を楽しんでいたので、祭りはどんなことになるんだろう?と思っていましたが、悪い予想が的中。

全世界から(と言っても、日本や韓国、中国)、ツアー客が続々と押し寄せました。

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↑これは祭りの日。もっともっと人が溢れ出します!

ツアーバスがじゃんじゃん乗り込んできて、ぞろぞろと大名行列。

日が暮れて、ランタンが綺麗に灯された頃には、通りを旅行会社の旗を持ったガイドを先頭に、お客様方が大人数で大移動。

心斎橋のメインストリート並み。

川もボートが大渋滞。

こりゃ参った。

立ち止まって、カメラを上に掲げてパシャパシャ撮るおじさま、おばさま達がいらっしゃり、静かな風流は皆無。

いつもは灯りが綺麗で、静かに歩いているだけで満足なホイアンの町が、祭りということで、店の前や人工的な電気を消してしまいます。

なぜか、ランタンの灯りも消されている場所が多く(ランタンの灯りも電気を使っているからかな…)、人だけが多くなり微妙…。

思わず私は、レストランに逃げ込み、記念すべき祭りの日は、ごはん屋さんを3軒ハシゴして親のかたきかというくらいベトナム飯を食べちらかす始末。

レストランもツアー客が押し寄せトイレの列も大変でした。

ツアー客であふれる通りから一本外れた通りに出ると、人があまりいなくて、ホッとしました。 静かな夜の散歩タイムが戻ってきて一安心。

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↑灯籠流しのための灯籠が売ってます

川沿いのバクダン通りを帰り道に歩き、いつもよりも多い灯籠流しを見て、祭りの良さを実感。

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ホイアンの締めくくりに私も灯籠を流してみました。

私の分身のような灯籠を、

どこまでも好きなところへ、

人のいない自由なところへ流れていけ

と願いつつ。

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↑竹の棒で遠くへ流す術

結論!ランタン祭りじゃない日こそ祭りだ!

インターネットでランタン祭りの日程を調べて、その日に合わせて行ったのですが、正直、祭りにこだわる必要はなかったなというのが感想。

チェンマイのランタン祭りのように、その日にしかランタンを空に放たないとか、分かりやすい違いがあればいいのですが、ホイアンはそうでもなかった。

満月が見えていたらまた違ったのかな。

曇っていて月も見えませんでした。

もしも、祭りの日だけホイアンに来ていたら、そんなに居心地よく感じなかったかも。

人に酔って終わったかも。

 

 (↓以下に出てくる写真は、祭りじゃない日に撮影)

私の伝えたい、素敵なホイアン。

それは、

祭りの前の普段の日の夜。f:id:norimakiararechan:20180205131037j:image

ランタンが灯り、夜もお店の明かりが眩しくて、古い町並みが雰囲気良く映る道。

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人もそれほど多くなく、いつまでも、ランタンの灯りを頼りにのんびり歩いていられるような場所。

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ナイトマーケットはいつでも賑やかにやっていて、人だかりも楽しい。

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昼は昼で、町並みが、古さとセンスのいい色彩で洒落ている。

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フルーツや野菜、日用品からお土産まで何でも売っている市場。

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サイクリングで川沿いを遠くまでくると、静かな風景が見られる。

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歩き疲れて入ったカフェの二階から、のんびりと通りを行き交う人を見下ろす時間。

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トゥボン川を行き交うボートをぼーっと見つめる時間。思わずダジャレも出ちゃいます。

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ああ、日常の、目に映るものすべて。

どんより空や、雨に濡れた道ですら。

これこそがホイアンのように思える。

 

もはや、祭りの日じゃない方が祭り。

「人生は祭りだ」という言葉のように、毎日が祭りだと思えば祭り。

メインストリームから一本外れた場所の方が居心地いい私。

急に雨が降り出して、ずぶ濡れになりながらカフェを探し、見つけたカフェに飛び込んだら雨が上がって笑う私。

雨に濡れた道を見ながらのティータイムも最高。

楽しいことは人それぞれ。

改めて、そう感じるきっかけをくれたホイアンの祭りの夜でした。

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ホイアンに行こうと思われる方には、全力で祭りじゃない日をおすすめします!

 

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