アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【EU→モロッコ旅9日目②】モロッコ美人の謎を解く?シャウエンのローカルなハマムへ行こう!パンツ一丁でモロッコ美容を体験

こんにちは、あられ(@n0riarare)です。

モロッコ編まだまだ続いてます。

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私は温泉好きですが、海外でのシャレたスパとかエステとかはほぼ皆無。

今年初めのダナンのホテルについていた無料スパくらいしか経験無しです。(【ベトナム・ホイアン旅⑧】小ネタ集⑤ダナンのホテルはあれこれ悩まずサヌバ・ダナンホテル)

理由は高いお金を払ってのエステやマッサージに興味がないからです。(安けりゃ多少興味があるけど、安すぎると怪しいので手を出さない。)

アジアの足裏マッサージは疲労回復の意味合いでやりますが、美容目的はほぼ無い。

そんな私が、以前のモロッコ旅でやり残した宿題であるハマム体験に挑戦。

モロッコ美容についても、泊まっていたエアビーのホストのアリエスちゃんから学び、

「よーし、せっかくだから、モロッコで美しくなってみるか!」

と意気込みハマム初体験にトライしたら、どんな目にあったのか…レポートしたいと思います。

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ハマムとは?

ハマムとは、Wikipediaによると

ハンマーム(アラビア語: حمّام, hammām)は、トルコやアゼルバイジャン、アラブ諸国・イランなどの中東全域、アフガニスタン、中央アジア諸国、東アジア諸国に広く見られる伝統的な公衆浴場のことである。 語源は「温める」「熱する」を意味するアラビア語の動詞「ハンマ」に由来する[1]。トルコ語では「ハマム (もしくはハマーム、hamam)」という。

イスラーム世界の都市では、ハンマームはモスク、神学校(マドラサ)に次いで重要なものだと考えられている[2]。かつては各街区に必ずモスクや市場(スーク、バザール)とともにハンマームが存在

とのこと。

つまりは、イスラムの世界でめちゃくちゃ重要なポジションにある銭湯(蒸し風呂)ってことです。全身を蒸した後、垢すりをしまくってツルツルピカピカになるという場所。

モロッコでもたくさんハマムがあるのですが、観光客向けの、オシャレで綺麗で値段も数千円するスパのようなハマムと、

地元民が通う数百円のローカルなハマムと

2種類あります。

もちろん、私はローカルな安い方のハマムに行ってきました。

持ち物は?モロッコのコスメ

ハマムは、銭湯と言ってもスーパー銭湯ではないので手ぶらでは楽しめません。

何を持って行った方がいいかをエアビーのホストのアリエスちゃんにしっかりレクチャーを受けました。

まず、現地で入手可能なモロッコ美人の御用達のものをご紹介します。

①サボンノワール(黒いペースト状の石鹸)

これは、アリエスちゃんに貰いました。

体に塗りたくって流して擦る、ハマムでの必須アイテムのようです。

黒くてネチョっとしたオリーブを潰して作られた石鹸です。

シャウエンでも買えますが、大量なので宿で分け合うといいかも。

 

②ガスール(泥パック)

日本にも毛穴の汚れ毛穴のパックとかでよくガスール配合というものを見かけます。

泥みたいな感じで顔に塗りたくって洗い流すパックみたいなもの。これも必需品。これは買わず、ハマムのおばちゃんがくれました。

 

③ローズウォーター(薔薇の化粧水)

これは、風呂上がりにプシュっと顔や体に吹きつける化粧水です。

天然のバラから蒸留したもので、効能も色々あるけど何より香りが本物のバラ!

これだけで優雅な気持ちになれます。

モロッコでは安く手に入るのでたくさん買ってパシャパシャかけてました。お土産にもいいです。

 

④アルガンオイル(オイル界の神)

モロッコと言えばアルガンオイル!

モロッコでしか育たないアルガンの木から取れたオイル。

保湿力が半端ない。ハマムから上がった肌に塗り込んでマッサージ&保湿。

もう、シャンプーもヘアオイルも保湿クリームも、「アルガンオイル」って書いてあれば売れる!そして私は買う!アルガンオイルはモロッコでもちろん安く手に入るので買い漁りました。

 

日本から持参

愛用のゴシゴシタオル

垢すりをするわけですが、あまり痛い垢すりは苦手なので、日本から持参した普通のゴシゴシタオルで代用。充分垢が落ちまくりました。

シャウエンのハマムはココ

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中心地のハマム広場には、その名の通り、ハマムがあります。

ハマム広場の中心部の木からカスバの方を向いて右の方向にあります。ATMのすぐそば。アリエスちゃんのAirbnbの右隣。

男と女は、時間帯によって分かれているので入り口で確認が必要です。

30DH(300円)だったような気がしますが、定かではありません。

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ハマムの入り口

それではレッツ・ハマム!

イラストで綴る、ハマムで何が起きた?

まず、お金を払い、中へ入ると日本の銭湯と同じように番台と脱衣所があります。

脱衣カゴに着ていた服を入れてパンツ一丁になります。

ゴシゴシタオルや石鹸類を持って、番頭のおばさんに誘われて便所サンダルに履き替えて、いざ中へ。

入ってみるとかなり広い。

銭湯とほぼ同じ雰囲気。

蒸気で温かくて、久しぶりの感覚。

違うのはやはり湯船がないこと。

そしてシャワーもないこと。

だけど十分に温泉感があって、旅の疲れも汚れも取れそうな予感。

モロッコ美女たちが集まってパンツ一丁でお喋りタイム。通り過ぎる時に、

「ワーオ!ハロー!」と歓迎してくれました。

奥に、大きなお湯を汲む場所がありました。

恐る恐る近づくと、おばさんが

「20DH(200円)で垢をこすってやるよ!」

とジェスチャーで言ってきますが、様子を見るために一回断ってみます。

すると、なかなかお湯をくませてくれない雰囲気もあり、モロッコ美女たちも、

「あのおばさんにこすってもらいな!ジャパニーズ!」って感じで勧めてくるので、お願いしました。

すると垢すり師のおばさんも笑顔に変わり、椅子とバケツを持ってきてスタンバイ。

とりあえずサボンノワールを塗れと言われ、自分で塗りつけてみます。

おばさんが違う人にお湯を汲んであげたりしている間、しばらく放置され、いよいよ腕から開始。

私の腕を掴んで、自分の裸の胸の下に固定し、こすり始めます。

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画:全てわたしの落書きです

こすられて痛いのと、おばさんの胸の感触とでドキドキです。

おばさんのベージュのパンティーも気になるところ。

ポロポロ取れる垢を得意げに見せてくるおばさん。凄い凄い。

腕や脚などが終わり、マットを敷かれて「ここに寝ろ」と指示されます。

もう、全部言う通りにします。
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いつの間にやらモロッコ美女たちも笑いながら見ています。ゴシゴシ、ゴシゴシ。

ひっくり返されて裏側もゴシゴシ。

痛いとかも感じる余裕もなくなります。

お湯をバシャンとかけられます。

私の垢が川下へ流れていきます。

川上からは他人の垢が流れてきます。

…。衛生面は見て見ぬフリ。

気持ちいいな。

旅の汚れが私の体から落ちて流れていく。

頭も洗ってくれて、顔に何かを塗られしばらく放置。自分で顔を流すと真っ黒な水が流れていき、流血か!とビックリ。

あぁ、ガスールを塗られたのかとその時に知ります。

あと、途中に、おばさんのシャンプータイムもあり。そこは三角座りでただただじっと見守ります。

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なぜかおばさんのシャンプータイムを見届けないといけない

それが終わったらまたお湯を流してくれたりして終了。

その頃にはオーディエンスのモロッコ美女とも仲間になっているのでした。

 

風呂上がりの脱衣所では、日本の化粧水(雪肌精)をモロッコ美女たちに貸したり、モロッコ美女たちにローズウォーターを借りたりしながら、コスメの異文化交流。

最後は全員アルガンオイルでツルツルしっとりに。

美女たちは、ヒジャブで顔を隠して出ていきました。美意識の高いモロッコ美女のヒジャブの下の素顔を少し知れた気がします。

 

ちなみに、パンツを履いたままのハマムなので、パンツの中を洗うチャンスがありません。みんな、どうしてるのかしら?モロッコ美女たちを観察してたけど洗っていなかったな…。

パンツの中をどうするのか、ずっと気になり、終わった後も、パンツの中以外はピカピカツルツルスッキリだけど、中も洗いたかった…って思い続けていました。

いそいそと宿に帰り、シャワーでパンツの中をササッと洗った私。

ちょっと恥ずかしかったですが、何とか潜入終了。

服もヨレヨレになって、日に焼けて、化粧っ気も無くなって、「美容って何?忘れちゃったわよ」って思いそうになってる女バックパッカーのみんな!(水シャワーが当たり前になってる男もね)

モロッコでハマムに行けば、異文化体験もできるし、一皮剥けてツルツルのたまご肌も手に入ります!

飛び込んでみてはいかがでしょう?

 

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シャウエンが表紙の地球の歩き方

 

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