こんにちは、あられ(@n0riarare)です。
いよいよメキシコ旅の目玉!
死者の日のパレードです。
この日を楽しみにしてきたし、
これを見るためにメキシコに来た私。
ワクワクが止まらない。
なのに、
なのに、
フリーダの青い家でゆっくりし過ぎたとか、
バスがパレードのために運休になってるとか、 uberも渋滞し過ぎてめちゃくちゃ時間がかかったとか、
予想外の事態の連続で、パレードの場所に着いた時にはもう始まっていてすごい人だかり…。やってしまった。
出遅れちゃったよ…。
途方にくれた私がどうなったかを書いておきます。
とりあえず来年行かれる方へのメッセージ。
早め早めの行動をすべしです。
- 映画007から始まったDesfile de Día de Muertosの開催日時
- パレードのルートについて
- 要チェック!パレード見学に必要なもの
- ガイコツメイクはあちこちでしてもらえます
- パレード終了後の撤収ルートは穴場スポット
- 次は必ずオアハカに!
映画007から始まったDesfile de Día de Muertosの開催日時
死者の日や、メキシコシティでのパレードについてはこちら↓↓
2015年に映画007の劇中だけのオリジナルだったパレードが、映画で好評だったから
2016年、2017年、2018年と継続して行われるようになりました。
映画から始まった壮大な祭り。
イッテQのラオスの橋祭りだって、イッテQ始まりでも良くない?なんて思いつつ。
この3年間のデータから考えると、
パレードは
死者の日の前の週末(土曜)に行われています。 これまで11時から16時に行われていましたが、2018年に関しては、直前で16時から19時に変更になるという事態もあり、
メキシコシティのHPでこまめにチェックが必要です。
パレードのルートについて
こちらのHPで確認しました↓↓
どこで見るのがベストか?
どこが空いてるのか?
ぽっと出の初メキシコの一旅行者の私に穴場など分かるはずもありません。
結局私は、南部にあるフリーダの家からuberで駆けつけたので、スタート地点の「Estela de luz」あたりまでしか車は通れず、すでにパレードは始まっており、その辺りで降ろされてしまいました。
ヘリコプターが飛びまくっている。
これは興奮してきます。
およそ4〜5kmほどのルート上に、100万人が押し寄せたようです。
空いてるところなど皆無ですね。
メキシコシティで「死者の日」パレード。帰ってくる死者の魂を受け入れる伝統行事。 pic.twitter.com/7AAL426Wy0
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) November 3, 2018
私はパレードを追いかけるようにルート上をパレードに沿って歩きました。
思えば、スタート地点あたりが一番人が少なかった印象。
歩いて進むにつれて人だかりが増えていくような感じでした。
もしかすると穴場はスタート地点付近だったのかも知れません。
要チェック!パレード見学に必要なもの
パレードの沿道では、人々がありとあらゆる方法でパレードを見ようとしています。
フェンスによじ登って見るのは当たり前。
バス停の屋根にイナバ物置の100人乗っても大丈夫状態の人たち。
交通標識によじ登ったり、木の上から見る子供も。
メキシコ人のパレードへの熱い想いと、無法地帯な感じが面白過ぎました。
私もフェンスによじ登ってみようとしましたが、子供時代以来初のよじ登りで腕が上がらず、またtevaサンダルでフェンスに登る難しさを初めて知り断念。
フェンスによじ登る覚悟のある方はスニーカーをオススメします。腕立て伏せで特訓も必要です。
大流行してたのは、筒状の、多分中に鏡が付いてて下から覗くと見れる潜水艦のパーツみたいなやつ(名前がわからない)。 これで、人だかりの後ろからでもパレードの様子がはっきり見えるようです。
あと、自撮り棒も必須。棒を伸ばしてムービーを撮影すれば肉眼で見えなくてもあとで映像でパレードを見れます。
この辺の用意が全くできていなかったのが私の敗因です。
沿道を歩くに連れて人が増えて、遠くから小さくでしかパレードは見れませんでした。
それでも見れた巨大フリーダ!
子供が「フリーダ・カーロ!」と囃し立てるほどの人気者
ガイコツメイクはあちこちでしてもらえます
せっかく来たのにあんまりパレードが見れないなんて…とちょっとしょんぼりパレードの沿道を歩いて進んでいるうちに、パレードを見に来ている大勢のガイコツメイクをしたメキシコ市民を見るのが楽しくなってきました。
沿道のあちこちでメイクをしてもらっているし、
よし!せっかくメキシコまで来たから私もやってもらおう!
1人で恥ずかしいけどメイクしてしまえば誰だか分からなくなるし、そもそも私を誰だか知ってる人はここにはいない!
沿道のメイクしてくれるお姉さんに120ペソ(720円)支払い、気合いを入れて椅子に腰掛け委ねました。
意外と時間がかかるので、パレードを見たい人は、始まる前に時間に余裕を持って描いてもらうべしです!私の場合は、どうせパレードもろくに見えないし、と捨て身でやりました。パレード中は、歓声が上がっても、目をつぶっていないといけないので、パレードを見ることを諦めた人におすすめです。
一応ガイコツメイクのパンフレットがあり、そこからどれにしてほしいか選ぶシステム。ささっと、くっきーのように白塗りだけをしてくれて、デザイン選び。
その間に急に土砂降りが来て、屋根もない中で雨に当たりながら顔に色塗り開始。 目の周りを青く塗られ、鼻は黒、模様を適当に描かれてラインストーンシールを目の周りに貼られて完成。
うーん、なんか違う。
意外とウォータープルーフなのか、髪の毛は雨でびちゃびちゃになったけど、顔はそれほど滲んでいない。
だけど何かおかしい。
どうやらあまり上手くない人にされたようで、パンフレットにはなかった子供の落書きみたいなお花とかをおでこに描かれていました。頰にもクルクル渦巻き。
何故そんな遊び心を出した?
もう消してもらうわけにも行かず、まあいいやと納得して終了。
雨の中、パレードを外から眺めて歩いている時、2003年の阪神優勝パレードを思い出してきました。(あの時も土砂降りだった)
あのパレードから15年後、星野監督はあの世にいて、阪神はまた弱くなって、パレードで見た金本は監督を辞め同じくパレードで見た矢野に監督交代。
私は1人異国で顔に落書きをされて、全く異なるパレードを見に来ている。
人生何があるか分からんなー、なんて考えながら。
ガイコツメイクのおかげで色んな人に話しかけられたり話しかけたりでき、別人になれた晴れやかな気分でした!(そのままの顔でカフェとか1人で入れちゃう度胸もついた)
ガイコツメイクをしたい人は、ぜひしてみてください!
ただし、絵が上手そうな人を選ぶこと!
パレード終了後の撤収ルートは穴場スポット
パレードは16時から19時でしたが、17時半頃に最後の山車が通り過ぎて人々が一斉にはけていきました。
ええ?
もう終わり?19時までちゃうん?
びっくりしましたが、よくよく考えたら、19時までというのはゴール地点のソカロに到着して終わるのが19時ということで、スタート地点付近ではもっと早く終わるっていう当たり前のことでした。
ソカロまで行けばまだ19時まで楽しめるのでは?と思い、パレードを追い抜こうとしましたが、帰っていく人々で思うように進まず、道路も通行止めが多くてuberやタクシーもなかなか捕まらず。
何とかソカロに着いた時にはもう19時。
パレードが終わってしまった…とガッカリしながら人の少ない通りに抜けようと外れた道に出ると、何とパレードの続きをしているではないか!!
人もまばらで簡単に最前列近くまで行けてしまいました。
ん?
何か違う。
音楽がない。
パレードを歩いてる人たちが、マスクをはずしたり、ペットボトルのコーラを飲んだり携帯で電話したりおしゃべりしながら歩いている。
ただ歩いてるだけやな…。
大きな山車は止まったり進んだり。
何やこれは…。
それは、パレード終了後に撤収するために進んでいる道なのでした。
パレードを終えて撤収しようとしているものの、サービス精神旺盛なメキシコ人たちは、コーラを飲んで歩いてる人もちゃんと手を振ったり、沿道に来てくれたり、踊ってくれたり。
パレードをろくに見れなかった情けない私にとっては最高のプレゼント。引きがいい!
地味に盛り上がりました!
カメラはもうリュックにしまっていて、iPhoneで撮った動画のスクショなので、もれなく全部ブレてます
沿道の人たちも思いがけないサービスで大喜び。
だんだん陽が落ちてみるみるうちに暗くなっていきましたが、真っ暗になっても撤収パレードを楽しめて、棚からぼたもち気分でした。
Desfile de día de muertos 💀 Adiós 👋 COCO💀パレードが終わった後の撤収(パレード)は穴場。
パレードが見れなかった人も、人混みが苦手な人も、 ソカロから南に延びるJosé Maria pino Suárez通りに行けば人もまばらな静かな撤収パレードが間近で見られます!
これぞ本当の穴場です。
こうして私の死者の日パレードは終了。
宿に帰ったら、泊まっていたcasa pepe(メキシコシティで4泊したおすすめ宿「Casa pepe」)でも150ペソでガイコツメイクをしてくれるサービスがあったようで、めちゃくちゃ可愛く仕上がってた。
でももしかしたら、ガイコツメイクの仕上がりの差って、顔の凹凸の無さかも知れない…という事に気づきそうになった私は、現実から目を背き、夜のドミトリーで念入りにメイクを落としました。
このあとアリーにパーティーへと連れていかれる羽目になりましたが。(「Casa pepe」 での終わらないパーティー)
ちなみに、クレンジングシート、大量に要ります。
次は必ずオアハカに!
まあ、いわゆるお祭りイベントだったわけですが、参加してみて思ったのは、今度は本当の伝統的なメキシコの死者の日を感じたいということ。
同じ時期にオアハカで死者の日を迎えたフォロワーさんが、素敵な写真を送ってくれました。
そんなのりまきさんの為に友達がくそたっかいカメラで撮ったステキ写真を…! pic.twitter.com/zKT622GMUY
— nowhere (@nowherejp) November 4, 2018
そう!これぞ死者の日!
素敵。
今度はオアハカで死者の日を迎えようと決めました。
旅の楽しみがまたできてしまいました。(嬉しい)