アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

【ミャンマーのバガン旅②】何てフォトジェニック!バガンの朝日はどこで見てもアジア1の絶景!

バガンと言えば太陽

【ミャンマーのバガン旅①】遺跡をE-BIKE(井戸田号)で駆け抜けて、気づいたら軽トラの荷台。壊れかけのバガンで井戸田号で、来る日も来る日も走り回り続けた私。

バガンと言えばサンライズ、サンセットを遺跡に登って鑑賞するというのがベタな行いのようでした。 それにならって私も気合を入れて朝日を浴びることにしました。旅先で朝日を浴びるのは私のミッションでもあったりしますので。

 

 

 

どんな太陽が見れるか楽しみでした。

さて、バガンでのサンライズスポットは、シュエサンドー・パヤーが定番のようです。

そこはサンセットスポットとしても有名なようで、昼間にたまたま通りがかった時に、試しに登ってみようと思ったところ、人だらけ。アンコールワット・アンコールトムもそうでしたが、登り降りが恐怖…。

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恐るべし、シュエサンドー。

せっかくの秘境感が、大勢の観光客がいてるとシラケるよなー…なんて、自分も同じ立場のくせに思うわがままな私。

(※2019年6月現在は、遺跡に登れないようなので注意)

穴場は現地の人に聞こう

シュエサンドーもアーナンダー寺院も日の出前に、すごい人数の観光客が集うんだろうなーと思うと、行く気がしなくなり、宿の兄ちゃんに相談。

遺跡が3000もあると言われてるんやから、人があまりいない遺跡で、バッチリ日の出を見れる穴場をどこか知らん?? と尋ねました。

すると、兄ちゃんは、

「それならBulethiの一択! 」

と返答。

何でも現地の人には知られているスポットで、そこは広まってはきているけど、まだまだシュエサンドーほど知られていないし、ロケーションもバッチリとのこと。

確認の意味で、地球の歩き方のページをめくったところ、

どこにも載っていない!よっしゃ、穴場認定。(ブーレーティは、年々メジャーになってきているようで、2018年度版には歩き方に載っています。また、2019年6月現在では、バガン遺跡へ登ることは禁止になっています。遺跡に登らなくてもbulethi付近や、またその近くの丘から朝日がバッチリ見えます!)

いざ、穴場の仏教寺院Bulethiへ

4時半くらいに宿のお兄ちゃんを叩き起こし、玄関を開けてもらい、宿を出て、井戸田を30分走らせてBulethiという遺跡へ向かいました。

大体の場所しか聞いておらず、周りは真っ暗。 しかし、Google Mapにブーレーティが載っていたので、オフラインで前夜ダウンロードをしておいたので安心でした。あとヘッドライトは必需品。ヘッドライトがなければ宿で懐中電灯を貸してもらうべきです。E-BIKEのライトは、乗り物界の中で一番弱い光ではないかと思うくらいの弱々しさです。あれでは虫も集まりません。

道中、真っ暗で目印なしなので、迷ってたら太陽出ちゃった…なんてこともあるかもわかりません。一応小さい看板が出ていますが、真っ暗で多分気づけません。Googleとライトがなきゃ、多分辿り着けないくらい難しい場所、それがBulethiです。

何とか、草むらを井戸田でこけそうになりながら到着。

ミャンマー人のおじさんに、靴と靴下を脱ぐように言われ、それに従い、そろーっと遺跡に登りました。そんなに大きくない遺跡ですが、一応、すでに5人くらいがスタンバイしていました。

寒さでガタガタしながら三角座りで待機。靴下を手袋がわりに手にはめて、なんとか霜焼け予防。しかし、足がやばすぎる。ストールを足にも時々巻きつけたりしながら、足を揉みながら、凍傷にならないように気をつけて太陽を待ちます。(ミャンマーは、昼間はとても暑いのに、朝晩は冷えます。裸足での日の出待ちは拷問でした。暖かい格好で挑んでください。) 空が明るくなっていく様子はこちらの写真でどうぞ。

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パチパチパチ!

気球に乗ったセレブを下から見上げる

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遺跡の左手の方から続々と、ムクムクっと気球が生まれてきます。 日の出の次は、気球を膨らませるところから、浮かんで、風に乗ってこちらにやってくるところまでをじっくり鑑賞。私たちの遺跡の間近を飛んできます。

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Bulethiのスレスレを飛んできた気球に、笑顔で乗っている金持ちそうな西洋人が私たちの方を見て叫びました。

「How are you??」

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気球に乗るには日本円で3〜4万円が相場らしいです。ミャンマーの物価からすると超高級なアクティビティ。

ちなみに、今回の私の航空券は、日本からミャンマーまでの往復がエアアジアで3万円程度でした。

気球に数十分間乗るのに3〜4万円使うなら、私ならそのお金を、またミャンマーに来る飛行機代に回して、いつか、この景色をもう一度眺めよう…。 遺跡から気球を見上げながら、負け惜しみのように、そう考えていました。

遺跡と気球と朝日のコラボレーション。

Bulethiに登れば、プライスレス。

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「I’m soooo fine!」

思い切り手を振って気球を見送りました。

その後も、私はまたボロボロの中国製の井戸田に乗ってあてもなく、何となく気球を追いかけて、走り回りました。

空には無数の気球に乗ったリッチなツーリストたち。身なりのいいミャンマー人たちも多く乗っているよう。

おかしな構図やわ。

そう思いつつも、私のバガン探検はいつまでも続いたのでした。

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バガンで朝日を見るときの注意点

①Bulethiに行くならGoogle Mapをダウンロードしておこう

オフラインでも使えるように、前もって地図をダウンロードしておきましょう。私はWi-Fiを使って宿でダウンロードしておきました。オフラインでもGPSは使えますので迷わずにたどり着くことができます。

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ヤバイ!Bulethiの口コミが以前より増えてる。

②日の出の時間から逆算して宿を出よう。

シュエサンドーなどのメジャーな遺跡に登って見る場合、渋滞もありそうなので早めに出た方が無難。また、Bulethi の場合は迷うかもしれません。昼間に下見をしておいた方がいいかも。

③前夜から宿の人に、朝日を見に深夜から外に出ることを伝えておこう

安宿なんかは、鍵が閉まっていて宿から出られないということもあります。イーバイクの手配も済ませておきましょう。(私はずっと借りたままだったので問題なし。)夜道の自転車やE-BIKEが不安なら車を手配しておいてもらうと安心かも。

④とにかく防寒対策を

めっちゃ冷えます。

じっと太陽が昇るのを座って待つ時間に、手がかじかんでカメラのシャッターを押せないということも起こり得ます。カイロとかあってもいいです。あと、朝晩が冷えるということをバガンに来てから知ったので、靴下が要る!と焦って靴下を探しに、何か所もマーケットのお店を探し回りました。

しかし、なかなか見つけられません。

霜焼けになりやすい人は(私です)、靴下や手袋は日本から持って行った方がいいかも。

また遺跡は仏教寺院なので靴と靴下を脱いであがらないといけません。心して臨んでください。

↑寒い所にコレいいね。

⑤カメラの設定を研究しておきましょう

露出とか光、色味の調整を。あと、手ブレ防止にミニ三脚もあるといいかもしれません。iPhoneでも十分写りましたが。

⑥東の方角を常に意識しておくこと

たいてい、遺跡には先客がいて、日の出の方角を教えてくれるとは思いますが、どの方向から太陽が昇るかを知っておいた上で場所取りしましょう。せっかくなので、遮られることなくみたいものです。

⑦空が明るくなってきたら、周囲の遺跡を見渡してみよう

意外とあちこちの小さな遺跡に、太陽を浴びるために人々が張り付いています。

人がたくさんいる遺跡、あまり人がいないけどなかなかいいポジションを陣取っている遺跡など、翌日の参考になります。

これだけのロケーションなら、もはやどこで見たって絶景!

気分を変えて、翌朝は、違う場所から日の出を見るのもいいですよ。

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曇り具合も毎日違うからその日その日の味があります。

⑧穴場を求めてみるのも楽しい

バガンに限らず、ガイドブックに載っているところだと、どうしても人が集まります。ネットで何でも情報を集められるので、もはや人のいない場所なんてないのでは?と思ってしまいます。名所も然り、レストランも然り。

もちろん、そういう場所は、人が集まるだけの魅力があり、ガイドブックに載るだけのことはあります。

でも、時々私は、人のあまりいない所でのんびりしたいと思ってしまうので、現地の人に、ガイドブックに載っていない穴場を聞いたり、自分の足で歩き回って探したりするようにしています。

旅先で、1人で小さな遺跡や木陰や公園を独占して昼寝してる欧米のバックパッカーを見かけることがあります。そういう時は、尊敬を込めて、「ナイスですね、先輩!」と羨望の眼差しを送るようにしています。

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