アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

長い有給休暇後にうまく職場復帰する方法。(旅の後。今回は難航中。)

毎年、きっちり100%、有給休暇を使い切っている私。休暇前の動きについては以前書かせてもらいましたが、休暇後の働き方も大切になってきます。

今回のスペインのカミーノを歩き終えての帰国・職場復帰は、正直言って、今までで一番難航しています。

 

帰国便をマドリードで乗り損ねてから歯車が狂っているような気もしていますが、それだけが理由でもなさそうです。帰国して3週間が経つというのに、いまだにうまく社会復帰が出来ていません。

 

そこで、休暇後の理想の職場復帰と、今回とを比べて考えてみることにしました。

ここでいう休暇とは、海外旅行後を想定しています。職場の人たちにある程度迷惑をかけて休み、割と長期なので、海外に行っていることも何となくみんなに悟られているようなケースです。

休暇後の理想の職場復帰・社会復帰

帰国。出勤前夜

久々の自宅。

冷蔵庫はスッカラカンにして旅に出たのを思い出し、コンビニに寄って久しぶりの緑茶と午後の紅茶レモンと昆布おにぎりを買って帰ります。

最低限、前日の夜までには帰宅し、翌日の出勤に備えて湯船に浸かりたいし、バックパックの奥底に溜まった汚れた服を洗濯したい。

お土産を正確に割り振り、職場用の個性のない個包装のチョコレートを出勤用のリュックに詰めます。

部屋の空気を入れ替え、久しぶりのお風呂。旅先でも体を洗ってたのに何で?!と驚くほどびっくりする黒く濁った泡を流し、湯船にザブン。風呂上がりに久しぶりにパックなんかもして、ドライヤーも久しぶりにして、撮り溜めた録画番組の確認をざっと行いたい。

有吉の番組が多すぎる!ドラマをどれから片付けていこうか?クレイジージャーニー撮れてた!明日から、地獄のTV漬け生活だ!という嬉しい悲鳴。

そういえば、旅に出ている間に季節が変わって半袖になっているらしいことに気づきます。天気予報のサイトで明日の気温をチェックし着ていく服を考えるのも大事な任務。むしろここからが仕事スイッチです。

定期が切れていないか、チャージの残高を気にしつつ、財布の中身も入れ替えて、外貨は小さいジップロックに入れて、次の旅で会おう!と言って箱にしまいます。

数日前までいた場所と日本との時差をチェックし、日本に帰って来ちゃったよ…というメールを何人かの旅先にいる人たちに送り、久しぶりの自分だけのベッドで寂しい気持ちで眠りにつきます。

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久しぶりの出勤日

3週間も休めば、まあ誰でも何かしら言うもんです。「お帰りー」「どこ行ってたん?」(3週間休もうと行き先を前もって伝えない私…) 「焼けたね」「みんな寂しがってたよ」「テロ大丈夫やった?」などの言葉に、未だにうまく対応できない私。

お土産を出すタイミングも未だに下手。

ベストアンサーが分かりません。

仕事の時間なので、いきなり自分からペラペラ休暇中の話を喋るのもおかしいし、朝一でお土産を出すのも抵抗があります。海外旅行にほとんど誰も興味のない職場なので、海外旅行=リッチな旅というイメージを持たれていて「贅沢している」「独身だからお金を自由に使える」「さては給料たくさんもらってるな」といったやっかみの対象になるリスクは避けたいところ。

とりあえず朝一は、何を言われてもヘコヘコして、休みの間のフォローに対して、感謝の言葉を述べ、「今日からまた頑張りまーす」とか「新入社員でーす」とかくだらん冗談を言ってみたりしてジャブを打ちます。

そしてあまり休暇中のことを質問責めされないように、こちらから留守中の仕事についてそれぞれに質問責めします。攻撃は最大の防御。旅の話を根掘り葉掘り聞かれないためのこの防御策が、仕事に積極的、いいリフレッシュになってやる気が出ている、というイメージを職場の人たちに与えることもできて一石二鳥です。そうやって初日は何とか乗り切ります。

以後しばらく

久しぶりの仕事ということで、割とやる気を持って仕事に取り組めます。広い心で笑顔で対応。

たまっている事務処理を片付けるための残業をしているうちに日々の仕事のペースに戻っていきますが、ふとした時に、旅の記憶が蘇って、「全く別の人生を歩んでたみたい…」と、夢から醒めたような気分で普通の社会人に戻ります。

 

今回は、休暇後、腑抜け状態継続中

羽田空港で仮眠レベルの野宿をして、早朝の便で大阪に戻り、そのまま出勤したものだから、コンディション最悪。

時差ボケ知らずの私ですが、寝不足なのか、時差ボケなのか、頭も痛いし、ぼーっとしてるし、こけて強打した膝も痛いし、帰って横になりたい…しか考えられないまま仕事をしてるフリをして初日を終えました。

帰宅しても、いつもは勢いで洗濯、荷ほどきなどを片付けてしまうのですが、洗濯ですら意識が遠のきそうなくらいの重労働。それから数日間、部屋干しのまんま。

家ではソファーに横たわり続けています。

職場でも、休んでいる間に私の仕事をフォローしてくれていた人々が、親切にも継続してそのまま私の仕事を引き受けてくれていたりするので、仕事をしてるフリしてボーっとしてます。いつもは休暇後はいいリフレッシュになってまた仕事を頑張る気持ちになっているのですが、今回は少し違うような感じがしてます。

カミーノを歩き終えた達成感が、脱力感になってるのか。

旅が楽しくて、現実の生活に順応しにくくなってるのか。

以前のように必死に頑張って仕事をして、ごっそりと休みをとって旅をするという私のスタイルに変化が生まれたのかもしれません。

まだ旅ボケの最中で、ただボーっとしてるのか、

40歳になって回復力が衰えているのか、

腑抜けになっちゃったのか、

新しい働き方、行き方を模索しているのか、

いい意味で力が抜けたのか。

いまだ正体は分かりませんが、最低限の仕事スイッチをそろそろ入れなければと思いながら3週間が経ってしまいました。

どうなることやら。

 

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