ロイクラトンとは、年に一度、 11 月の満月の日にタイ全土で行われるお祭りですが、チェンマイでは一斉にランタンを飛ばす幻想的なお祭りとして有名です。
どこかのサイトかブログでたまたまこのお祭りの写真を見て「ぬおー!これ行きたい!」と思い妹と二人でこの祭りのためにチェンマイに飛んだときの話。
妹はバックパッカーではなくコロコロパッカーです。(コロコロ転がすカバンを持ってバックパッカーの姉と時々旅する旅人です。)
チェンマイで5000人くらいが一斉にランタンを空に放つイーペンランナーインターナショナルというお祭りに参加したのですが、ここでももちろんツアーではなく、格安に個人で手配した旅で飛んで参りましたのでご紹介を。
イーペンランナーインターナショナルというイベントについて
死ぬ前に一度はみたい!幻想的で美しいロイクラトン(イーペン)祭り 動画もあり♪ - NAVER まとめ
まるで宇宙空間。幻想的!良かった!#イーペンサンサーイ 祭り#chiangmai #Loykrathong #lantern #thailand #チェンマイ#ランタン
一斉にコムロイ(ランタン)を5000人くらいで飛ばす観光客のための商業的なビッグイベント。なので値段も割高です。参加して感じたのは、このイベント、8割方が日本人だったように思います。(家族旅行とか若いグループとかでした。)コムロイは、飛行機の邪魔をしたり、火事になったりという恐れから、飛ばしていい日時が現在は限られているため、大量のコムロイを飛ばしてそれを見る事ができるのはこのイベントくらいです。チェンマイの中心部で地味にちらほら飛ばしている人はいますが。
2017 年のこのお祭りについては、現在、色々と大変ややこしい事態になっているようです。次回のブログで、イーペンランナーインターナショナルのイベントが 2017 年はどうなっているのかを説明し、ランタンを空に放ちに行きたい人はどうしたらいいのかを提案しようと思っています。
今回 は、2016 年までのイーペンランナーのイベントについての話をします。
イーペンランナーツアーについて
まず、日本の各旅行会社がこぞってこの祭りに参加するツアーを打ち出しています。
大体どこのツアー会社も、
①「全世界からこの祭りのために旅行者がチェンマイにやって来るから、ホテルがどこも満室になります。」
②「イーペンランナーのチケットは 4 月頃には売り切れます。先着順です。」
③「航空券も早めに抑えないと売り切れます。」
という謳い文句で 10 万円以上のツアーに誘ってきます。
そこを崩したくなるのがバックパッカーの性です(サガが多いもんで。)
細かく調べていくと分かったことがあるのでお伝えします。
①確かにロイクラトンの期間は全世界から旅行者が来ていますが、チェンマイはバックパッカー用のゲストハウスが沢山あるので、直前(前日)でもドミトリーなら空きはありました。
また、インドと比べてかなり清潔でおしゃれなゲストハウスが格安で沢山ありましたので、宿についてはギリギリでも問題ないと思います。チェンマイのオススメゲストハウスについては次回ご紹介。
②イーペンランナーインターナショナルのイベントはチケットが 4 月頃売り切れます。イベントのチケットだけは必ず手に入れておかないといけません。イベント会場は、チェンマイ郊外のメージョー大学というところで、そこまで自力で来れば、会場の外から見学は無料でできますが、会場内で飛ばすことはできません。80ドルくらいする高額チケットですが、会場の出店でのご飯は食べ放題ですのでパッタイを山盛り食べて少しだけ得をしましょう。チケットは「 Yeepeng lannna ticket 」で検索してインターネットで購入しました。( 2017 年については次回説明をします。)
③航空券について 私は ANA のマイルでバンコクまで行き、バンコクからチェンマイまではエアアジアで格安( 3000 円くらいだったはず)で手配しました。妹とは現地集合だったのですが、妹は 2 ヶ月くらい前にシンガポール航空の航空券を押さえていました。バンコクまで来られれば、エアアジアや、陸路で夜行バス、夜行列車という手段でチェンマイまで来ることが可能なので、航空券の個人手配についてもそれほど売り切れを心配する事はないと思います。
エアアジアで検索↓
この 3 点を押さえれば、格安でチェンマイでコムロイが何千も空を舞うアメージングな情景を目にする事が可能です!ラプンツェルの世界観に浸れるらしいです。(ラプンツェル含めディズニー映画は見ないので詳細は私には不明)
当日の流れ
お土産にこんなのもらえました。
大型観光バス何台もに乗り込んで続々と会場入りします。ランタンを一斉に飛ばすのがメインイベントですが、夕方の4時頃から日没まで4時間くらい、会場内で時間をつぶすこととなります。でも、出店での飲食が食べ放題で、だだっ広い敷地にレジャーシートが敷いてあって、日本人だらけの桜のない大花見宴会みたいな雰囲気。チェンマイの街中のカフェで少し話をした日本人女子に再会し、(ここでも「姉さん!」と呼び掛けられる私。妹もいたからややこしい。)、パッタイやらおかきみたいなお菓子やらジュースやらを食べて飲んで、ゴロゴロしてのんびり過ごします。
その後も、仏教のありがたい行事が延々続き、右回りの礼という儀式も相当かけてぐるぐるとお坊さんたちが回り、満月だけが眩しく感じ、大音量のお経で、瞑想という 名の眠気で気が遠くなった頃にようやくランタンを飛ばす事ができます。
参加する方に、声を大にしておススメしたいこと!
それは、
すぐにランタンをあげずに、まずは一斉に上がっていくランタンを肉眼で楽しむべき!
何もない空にぶわーっと一斉に飛んでいくところをカメラに押さえるには、自分たちのランタンをすぐに上げずに見届けてから上げるべき!
ということ。
私は前情報としてそれを聞いていて、妹と「絶対そうしよう」と言っていたのに、やはりその場のテンション、ノリ、グループ内の空気(席の並びで4人1グループで上げていきます。)のせいで、慌てて一斉にあげちゃうんですなコレが。
そうすると、初めてランタンをあげるので、なかなか火がつかなかったりバランスが難しくて、自分たちの持っている目の前のランタンばかりに目がいき、空を全く見る余裕がないこと。
そして、4人組で協力し合うので、2人、2人に分かれて、相棒の2人にカメラ、スマホを渡して撮影、飛ばして交代ということを繰り返します。一人のランタンの持ち数は1つ。2人で2回上げるのですが、私と妹の組の相棒は日本人の新婚カップルで、ずっと私たちを1人は動画、1人は写真に収め続けてくれていたので(本当にありがとうございます!)、新婚カップルは、花火が打ちあがった空をほとんど見れていません。(本当にすみません…)
撮影者:新婚カップル
こちらも気を遣って、「もういいですよ!」と言ったり、相手も撮り続けてくれたりして一世一代の名場面を見逃す事になります。
せっかくランタンを見に来たので、ここはぐっとこらえて、最初は飛ばさずに待つ。花火が打ち上げられたらお互いに手を止めて見る。
スマホで空に向けて動画にして設置し、最初から撮り続けておく等の工夫が必要です。
反省点はいろいろあるものの、後半の沢山のランタンが遠くへと流されていくところもアメイジングですので、私たちは大興奮でイベントに参加できました。
もう後半は、花火は上がるわ、ランタンは宇宙の星みたいやわ、満月やわで空が大忙しです。
ギャラクシー感あり!
素敵な写真を見て参加を決めたのですが、数ある写真よりも実物の方がもっと美しかったです!
連呼しますが本当にアメイジング!でした。