前回の続きでもあります。
個人旅行はこんなにカンタン!
てるみくらぶ騒動で悲劇を味わった方が多いと聞いています。自分だったら暴れてます、多分。旅行会社の不手際って些細なことでもイラっとするかもしれないです。「おい!プロちゃうんかい?!」と言いたくなるかもしれないです。だから(ってこともないけど)私は、いつでも、旅行会社に任せず自分で手配して旅をするスタイルです。
とても自由です。自由になるために旅に出るのに、ツアーで縛られたくない!待ち合わせ時間に縛られたくない!ホテルを勝手に決められたくない!そう思うことはありませんか?それなら、旅行会社に任せずに自分で手配して旅をしましょう。皆さんが思っているほど個人で手配するのはそんなに難しいことではないです。私がふだん行っている、旅の手配の流れをざっくりとまとめてみましたのでよかったら参考にしてください。多分、バックパッカーの皆さんがされている王道の方法ですが。
1)スカイスキャナーで安くてタイムスケジュールも良さげな航空券を探す。
乗り継ぎ時間なども一目瞭然に出てきます。スマホのアプリなら簡単で、そのまま予約できます。クレジットカード決済も一瞬です。こいつに出てこない安いセールの航空券も存在しますので他もチェックするようにしてます。あ、マイルを貯めればこれさえ必要ないですね。
2)地球の歩き方を買う。そして調べる。
地球の迷い方とも言われていますが、迷うのも大歓迎。必要なページだけ安くで分冊で買えるので、今はkindle版が断然オススメですね。紙の本で持っていた時代は、行く場所のところだけちぎって持って行っていました。軽量化が癖なもので…。地球の歩き方のインドは、前半のページのトラブル体験談集みたいなところと、ヒンズー教の神様のページはとても大切です。あと、ページ下の小さい口コミも好きです。
何がしたいか、どこに行きたいか、イメージがわかない時(私はほぼありませんが)は、駅前の旅行会社の店の前のパンフレットを何部か持って帰って見てみます。逆に旅行会社に合わせていく作戦です。旅行会社がどういうツアーを組んでいるかを参考にしてみるのもおもしろいですよ。予算の参考にもなります。
3)宿の手配。
私は、アジアなんかは深夜着以外は予約しないことが多いです。現地に行って見て確かめるタイプなので。安宿街なんかをブラブラして変な草を吸っているヒッピーとか、日本人がたむろしてるところはやめておいたり、その時の判断で選ぶこともあります。誰かと一緒だと、「え?ホテル予約しないの?」って言われるので一応予約します。
予約するならagodaかトリバゴ、Booking.comですね。agodaは、こんなに安くなってる!というのが見やすいので、とりあえずはチェックしています。ポイントも貯まるからオススメ。ここ近年の宿選びの重要ポイントはやはりwifiが飛んでるかですね。次の日の宿をwifiが飛んでいる安宿で予約することだってできます。どこでもネットができる便利な世の中になってきました。
4)空港から行きたい町へのアクセスを調べる。
大体どこの空港も電車かバスで中心部まで行けますので、安さ、速さを調べて考えておきます。僻地すぎてタクシーしかないような空港などは相場を調べておきます。ボラれたら、ブチ切れてやる準備をしておきます(むしろ切れてやりたいフシもある…)。深夜着なら無理して町に出ず、朝まで空港で寝れるところを探します。どこでも寝れるのは無敵です。空港にあるムスリルのお祈り部屋は静かでいいですが、祈りの部屋なのでやめておきましょう。おとなしくベンチかソファーを探しましょう。あまり人のいないところは恐いので、ここは同じようなバックパッカー組に紛れて寝るのがいいでしょう。貴重品は抱きしめて寝ること。
世界版の乗換え案内的アプリ「Metro」もオススメです。あらゆる国のメトロを網羅しています。旅に出る前に旅先の都市の路線をダウンロードしておくとベター。
5)現地でしたいことがあれば現地ツアーも選択肢の一つに。
現地に行って、したいことを現地の旅行会社に頼むことはあります。1人では限界があるので。
チェンマイの象に乗ったりトレッキングするツアーとか、モロッコのサハラ砂漠キャンプツアーとか、ミャンマーのポッパ山ツアーとか。
これは、日本で手配するよりも圧倒的に安いし、現地に行って相場を知り、面と向かって話を付けた方が安心だからおすすめです。相手が信用できるかも判断できますので。(言葉の壁はアリ)
何も考えずに現地に着いて、何やら欧米人がこぞってレンタバイクで行く所があるという情報を現地で初めて知って、行ってみたこともありました。何にしても、そのときの気分で自由に組めるから個人手配はいいです。
個人旅行は全て自己責任。楽しさも自分のおかげ。
一度だけ、インドのコーチンでハウスボートに乗って旅をするつもりで行ったのですが、工事の影響で川を通れないということを現地で知ってショックだったこともありました。その代わりに短距離だけハウスボートに乗って雰囲気を味わってバスで移動に切り替えましたが、まあこれも旅の醍醐味と笑って流せました。次にまた来る理由ができたとすら思えます。
モロッコでは、サハラ砂漠に向かう道中の夜が凍えるほど寒かったのですが、そんな情報など知らなかったのでえらい目にあいました。アトラス山脈に雪があったし、スキー場もあるとかドライバーが言うからびっくり。アフリカって、サハラ砂漠って灼熱と思うやん!と心で叫んでいたものです。でも、寒さ問題は油断せず調べておかないといけないなと肝に銘じるきっかけにもなりました。
あとはトランジットの空港で深い眠りに落ちて乗り継げなかったりとか色々。
一つ一つのハプニングを次の旅に生かしていけますし、自分のせいなので時間が経てば笑い話にもできます。
(※トラブル、ハプニングに備えて、旅行保険には入っておきましょう。何があるかわからないので。私はクレジットカード付帯の海外旅行保険があるのでそれを安心材料にしています。)
また、その国のことを知るきっかけが、旅行会社を通すよりもたくさんある気がします。地名とか、文化とか、食とか。旅の前に調べているうちにどんどんその国に愛着が湧いていき、もっと知りたくなっていきます。自分のそういう準備が、そのまま楽しさに直結していきます。
ですので個人旅行に興味があってまだしたことのない方は、てるみくらぶの悲劇を一つのきっかけにして、たまには旅行会社に任せない旅を体験してみるのはいかがでしょう?予想もしない楽しさかハプニングが自己責任と一緒に待っているかもしれません。