時差ぼけなど無縁な私
できれば飛行機に乗らずに旅したい。
それくらい苦手です。
理由は、空を飛んでいるのが怖いから。
だから、たいがい寝て過ごします。怖いので。
もともとロングスリーパーで、何時間でも寝続けれるタイプ。
普段から、予定のない休日は、起きるまで寝続けるライフスタイルです。
1時から16時までの15時間寝た上に、6時間後の22時からまた翌朝7時まで9時間寝たりできちゃうので、海外に行っても時差ぼけとかはなったことがないです。
「時差ぼけにならない秘訣」は諸説ありますが、
私のようなロングスリーパータイプの答えはたった一つです。
「機内でずっと寝る→着いた国で、夜になったら寝る」これです。
機内では寝続けて、夜中に目的地に着いたとしてもまたすぐ寝ればいい。
この一本でやってきましたが、少し事情が変わってきました。
若い頃はそれで良かったのですが、アラフォーになるにつれて、残念ながら腰や首が痛くて長時間寝続けられなくなってきました。どうしても機内では、寝て起きて寝てを繰り返すようになってきています。なので、以前よりも機内での過ごし方を意識するようになってきました。
乗り込む前の準備
ソウルの明洞で買ったスパンコールポーチ。私は青色が好きみたいです。
- まず、服装は、ゆったり長めのワンピースとレギンス、ゆるゆる靴下、ユニクロのブラトップ、羽織物、ストールです。
- 睡眠を考えて、空港でとにかくトイレに行きます。
- トイレで、歯を磨き、酔い止めの薬を飲んで(いい感じに眠くもなる)、メイクを落とし、ニベアか皮膚科でもらっているヒルドイドクリームを顔に塗ります。顔テカ状態で搭乗口で待機。
- その時に荷物の仕分けを最終チェック。
①足元に置いておく荷物
②頭上にあげておく荷物
にまず分けます。以下のジャンルの物を①の方にし、それ以外を②の方にまとめるようにしています。
- 安眠関連:アイマスク・耳栓・ピロー(最近はストールを丸めて代用)
- 保湿関連:マスク・リップ・ヒルドイドクリーム・のど飴・ペットボトル
- 娯楽関連:Kindle・iPhone・イヤホン・飛行機用の変換プラグ
- 記録関連:デジカメ・ノート・筆記用具・パスポート・バッテリー類
ネパールのポカラで買ったスカートが破れたのでそのハギレをアイマスクにリメイク。アイマスクは耳掛けタイプが好みです。ずれにくいので。
耳栓はどこかに行きがちなので繋がってるやつを。ダラムサラで買った巾着に。
リップはsavexを15年以上愛用。猫のように自由に生きたいのでキャッツの巾着に。
kindleは手作りポーチへ。amazon prime会員なので見たい映画を旅立つ前にダウンロードしたり、DVDをリッピングして入れておきます。しかしもう何年もハリーポッターを入れっぱなしだが一度も見ていない…。
乗り込んでから飛び立つまで
- 安眠関連・保湿関連を前のポケットに入れそれ以外を足元にやります。
- イヤホンは、配られるタイプのは好きではないし、しっくりこないので、自分の普段使っている物に100均で買った変換プラグをつけて使用しています。
- また、最近は年のせいか、行く先々で物を忘れたり無くしたりするので、できる限り小物がバラけないように、前のポケットにカラビナで小さいポーチか巾着を引っ掛けて吊るして小さい物はそこに入れるようにしています。服のポケットなんかにヘアピンや耳栓を入れた日には、もう二度と再会できないと思っておいていいでしょう。ペットボトルも転がっていくのが嫌なので、100均のペットボトル用カラビナをつけて引っ掛けたりします。あまり色々な物を吊るしたりぶら下げたりしていると、CAさんに危ないからやめてくださいと言われる可能性もあるので注意が必要です。
- 部屋作りができたら、CAさんよりも先に、自らで避難方法の説明書きを熟読しておきます。また、映画のリストをパラパラっとチェックしてもしも眠れなかったときに見たい物を探しておきます。
- そうしたら、ストールを丸めるなり、枕を使うなりして座席を倒さずして心地よい寝方を見つける作業に全力を注ぎます。
- スマホ類を機内モードにして、耳栓、マスク(本当はしたくないのですが、乾燥のせいで喉から風邪を引きやすいので行きは気をつけています)、アイマスクを装備。深い眠りに入ります。
ここが重大なポイントです。
飛び立つ前にもう寝てしまっておくのです。CAさんの酸素マスクのつけ方レクチャーなど聞く暇もなく眠ってしまうのです。
そうすれば、飛び立つときの怖い感じも味わわなくていいのです。
でも、時々、座席に座ってすぐに寝てしまい、結構熟睡して寝たなと思っていったん起きてみるとまだ飛び立っていないこともあります。そのがっかり感は半端ないし、その後の二度寝はかなり難易度が高いので要注意です。
飛んでる最中に目が覚めてしまったら
- 完全熟睡のせいで機内食を食べ損ねがちな私ですが、最近は、ずっと機内で寝続けていられないおかげで、機内食にありつけるようになりました。普段は米食なので、機内食で、パンにバターを塗るっておいしいなということに気づかされがちです。機内でなぜか炭酸飲料のおいしさにもハッとします。塩コショウやフォークなどを取っておいて、いつか使えるようにカバンに入れたりしがちですが、だいたいどこにでも塩コショウくらいはあるので、今のところ機内食についているミニ塩コショウはほとんど使った試しがありません。無駄に増えるだけのことです。
- 後部のトイレに行く機会があれば、テロリストらしき人がいないかチェックしながら軽く機内をパトロールして、2~3席とも空いている席があればCAさんに言って移らせてもらいます。完全フラットになっていよいよ本気で寝れます。シートベルトがわき腹にあたって寝にくいなら、ベルトの長さを伸ばしたりずらしたり微調整が必要です。
- シートベルト着用サインが急に出て起こされないで済むようにあえてシートベルトをして寝ます。しているということを見せつけれるようにしておけるとベターですが、ブランケットをかぶっちゃうとなかなか難しいです。起こされたら諦めましょう。通路側に足が飛び出したりすると、ワゴンにぶつけられて起こされることもあるので、170cm近くある私は体を上手に縮めます。
- 運悪く目が覚めて再び寝るのが難しいときは、諦めて映画を見ます。ウトウトしやすい物を選ぶとまた寝ることができます。私の場合は、宇宙が舞台になっているものだと、画面が全体的に暗い物が多いので、ウトウトへと導きやすいことが分かっています。
セッションの鬼先生、怖かったー。
- また、足や腰のストレッチも行います。体にガタがきやすいお年頃なので、最近は、ゴルフボールとか小さいマッサージグッズを持ち込んで足裏でコロコロしたり、腰に転がしてマッサージしたりもします。これも転がっていってなくしがちなので要注意です。
- 時々顔に保湿クリームを塗りなおしてしわを予防します。機内のトイレで自分の顔を鏡で見て、むくみやしわでびっくりして目が完全に覚めることは避けたいので念入りに塗りこみます。
結局のところ
機内でのすべての行動が、良質な睡眠をいかに確保するかに終始しています。
娯楽関連、記録関連のグッズは実際ほとんど出番などありません。
安眠と保湿。
結局のところ、この2つに真剣に取り組むことが、私の機内でのミッションです。