今やインドに2年に一度のペースで招待される私ですが、きっかけは、仕事を辞めて数ヶ月初めてインドを放浪したことから始まりました。
もう10年以上前になるのですが、とても悲しいことがあり、色々閉じてしまった心を抱え、仕事への意欲も無くなっているのに毎日出勤している自分に嫌気がさしていたことは覚えていますが、ひょんな事からインドに行くから仕事を辞める!と決めた
経緯は忘れてしまいました。とにかく取り憑かれたんですね、おそらく。
その時のことはまたの機会に書くとして、
何故何度もインドに行くのか。
インドの何がそんなに特別なのか。
そこを、私のインド旅のパターンから整理してみることにします。
【その1】毎回、何かしらの事件が必ず起こっている。
私が体験した事件は、地球の歩き方の前半にそのまま載ってるような、「今日は祭りで休みだ」からの、強引にボラレかけるハプニングや、ひどい下痢嘔吐の洗礼、鉄道7時間遅れ、ネパールからの国境付近でバスジャック未遂事件、プージャ中にガンジス川に落ちる、チキンカレーを頼んだらその場で鶏が悲鳴をあげた惨殺シーンを目にしたり、コーラ強盗(コーラに薬を入れる手口)にあいかけている日本男児を助ける、騙されて危うく夜行列車に乗れなくなる日本男児を助ける、ラダックで現地密着取材を受ける、何故か祭りでVIP席に招待される、高山病の薬の副作用で頻尿に悩む等、数えればきりがない。
事件は会議室で起こってるんじゃなくインドで起こってるんだ!!状態。平凡で事件も起こらない私の日々に、次から次へと起こる予想外の出来事。今のところ、ワクワクしたり、緊迫したり、激怒したりしながら、終わってしまえば笑い話で済む範囲のものばかりで助かってます。こんなに事件発生率の高い国は、インドくらいです!(則巻調べ)
例えば、他の国で、もし万が一、同様のハプニングが繰り返されれば、ちょっと落ち込んだりする気がします。ヨーロッパで7時間も電車が遅れたら、怒りまくるだろうし、タイでお腹を壊したら、普通に病院に行くか、バンコクの丸亀製麺でうどんでも食べてセブンイレブンで優しいドリンクを買って静養して終わりです。
だけど、インドは違う。
何か起こりそうな、ハプニングの始まりには、血が騒ぐというか、キタキタキター!って感じになるし、心の準備をしても、軽くその予想を超えてくるスケールのでかさを感じます。旅に大きなダメージを与えてしまうくらいの波が来ても、「これもカルマだ」で済ませ、その時だけでも自分の器が大きくなったような錯覚すら起こります。
それが魅力なのかもしれません。
【その1】でこんなに長くなるならこの回答だけでいい気もしますが、やはり根拠が弱い…。もう少し考えてみます。続く