パンゴン湖を導くピャ(マーモット)
映画と旅と音楽って、とても相性がいいと思ってます。
映画を見て、「そろそろ旅に出たい」「そこに行きたい」と思って旅に出ることもあれば、映画を見て、昔行った旅を思い出すこともあり。
旅先で聴いた音楽が、その後どこで聞いてもその場所を思い出させてくれたり、音楽を聴いて、旅先で聞いたらぴったりだろうなーと思って、次の旅に持って行ったり。
私の場合、そこに「食」も入ってくるんですが…。
今回は、ララランドをぬか喜びさせたアカデミー賞にあやかって、旅デミー賞ロケーション特別賞編をご紹介です。
私が実際に旅に出るきっかけになった映画をご紹介します。
きっと、うまくいく(2009)
まずはインド映画。
日本では2013年にミニシアター系で上映されてました。もう何度も行っているインドだったのですが、ラストシーンの湖の美しさにびっくりして虜になりました。
映画のストーリーは、大学生3人の3バカトリオ(3idiots)が色々面白いことをしながらも、インドの闇(学歴重視、自殺や貧富の差とか)を描きつつ、そのうちの1人が消息不明になって…という話。スピルバーグやブラピ絶賛の映画です。湖を調べてインドの最北部、ラダック地方のパンゴン湖と知り、2013年の秋に行きました。映画ではデリーから車で同日中には着いてたけど、デリーから陸路で3日くらいかかると思います。着いた時は映画の通りの水色で感動しました。
落下の王国(2006)
こちらは、ターセム監督の作品。恋人に捨てられ自暴自棄になったスタントマンが、寝たきりになり、自殺したくて同じ病院にいた女の子に薬を盗ませるために作り話を話してるうちにものすごく壮大な物語になっていくストーリー。この映画は24カ国で撮影され世界遺産のオンパレード!実は他にもこの映画を見ていってみたい場所がまだあります。今後の楽しみにとっています。特にインドが多い気がしますが、この映画にもパンゴン湖が出てきます。これを見て、潜在意識にあの湖が残ってたところに「きっと、うまくいく」を見て、「行かねば!」と決心した次第です。
【パンゴン湖への行き方】
デリー空港からジェットエアウェイズとかエアインディアとかの国内線でレー空港へ。
(空路は一気に標高が上がるので高山病に注意)
レーの中心部の適当な旅行代理店でILPという入域許可証を作ってもらう必要があります。翌日とかにできたはず。どちらにしても、高地順応の必要があるので1日はゆっくりします。
パーミッションを出してもらったら、何人かの乗り合いジープで6時間くらいガタガタ道を行きます。標高5300mの峠を越えるので、息切れが続きます。パンゴン湖には一泊するのがおすすめ。サンライズも堪能できます。 わざわざ行く価値は大いにあります!
恋する惑星(1994)
大好きなウォン・カーウァイ監督の作品。
金城武がやたら走っていることと、フェイウォンがかわいいストーカーなこと、トニー・レオンがセクシーすぎる警官なこと、フェイウォンの歌う「夢中人」がFMでかかるたびに思い出すこの映画。「カリフォルニア・ドリーミング」は前奏だけでも十分この映画が浮かびます。トニー・レオンの家を覗いていたエスカレーターは香港のヒルサイドエスカレーターです。香港に行くなら絶対行く!と思っていた場所です。あと、パイナップルの缶詰も食べたくなります。
【ヒルサイド・エスカレーターへの行き方】
香港の地下鉄の中環駅から皇后大道中を西へ徒歩10分にあります。トニーとフェイウォンの待ち合わせ場所バー「カリフォルニア」も近くにありました。アラフォーの一部の人には分かるかもしれませんが、TMネットワークの「GET WILD」のPVのロケ地でもあります(わかる人いるかしら…。)
ミッション・インポッシブル:3(2006)
トム・クルーズの映画はトムが頑張ってる感が強いのであまり好みではない(そもそも小さい外国人俳優が好みではない)のですが、J・J・エイブラムスが監督するとなると話は別。早速、見に行ったところ、舞台はアジア、上海。イーサン・ハントが走り回っておられたので、上海に行った際に足を伸ばして見に行きました。水郷は蘇州が有名ですが、ここは西塘(シータン)と呼ばれる小さな水郷の村でした。
【西塘への行き方】
上海南駅まで地下鉄で行きます。上海南の長距離バスターミナルから直行で西塘まで行けます。途中、パスポートをチェックされるポイントがありました。州を渡るから?とかだったような。1時間半くらいで着いたように思います。
JSA(2000)
韓国の映画。2001年の映画で韓流ブームが巻き起こる直前頃かな。韓国と北朝鮮の兵士が国境線上で共同で警備に当たるJSAというところで、ふとしたきっかけから韓国と北朝鮮の兵士が交流し友情がうまれるがある悲劇が起きてしまう物語。韓国に行ったときにこのエリアに行きました。日本は島国ということもあり、私は、境界線とか、もともと同じ国だった人が別の国の人になるとか、想像したことがありません。映画としてはとてもいい映画でした。
以上(アジア編)でした。