アラフォー女バックパッカーの無敵の旅の話

働きながら、少ない給料と有給休暇をフルに使って旅をしている勝手気ままな女の旅の話。旅で撮った写真もはさみつ

ふてくされてばかりの10代を過ぎアラフォーまで旅してるとオザケンの歌詞がしみてきた件

 

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スペインのブルゴス付近の朝日

 

Mステに小沢健二

若々しく可愛く髪を揺らして下手くそに歌ってた王子様と呼ばれたオザケンが、初老になってて焦りました。(歌唱力はある意味同じだった)

私の90年代は、オザケンを通らず、洋楽だ、パンクだ、ロックだと言って音楽を聴き漁り、オザケンと言えば、ヒット曲数曲とスチャダラパーとの、「これ良くない?」ってやつくらいしか知らなかったけど、昨年ふとした機会があり少しオザケン氏を見直して聴き直しています(上から)。結構、旅をテーマに歌ってたりするのでいいなーと思うようになりました。

 

 

今更気づいたオザケンの歌詞の素晴らしさ

私の好きな歌詞を紹介します。

 

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「ぼくらが旅に出る理由」小沢健二

遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ

ぼくらの住むこの世界では 太陽がいつものぼり
喜びと悲しみが時に訪ねる

 

遠くから届く宇宙の光 街中でつづいてく暮らし
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる

 

そして毎日はつづいてく 丘を越え僕たちは歩く
美しい星におとずれた夕暮れ時の瞬間
せつなくてせつなくて胸が痛むほど

 

遠くまで旅する人達に あふれる幸せを祈るよ!
ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり誰もみな手を振ってはしばし別れる

 

 

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「さよならなんて云えないよ」小沢健二

くだらないことばっかみんな喋りあい
嫌になるほど誰かを知ることは

もう2度と無い気がしてる

 

左へカーブを曲がると 光る海が見えてくる僕は思う! この瞬間は続くと! いつまでも

 

南風を待ってる 旅立つ日をずっと待ってる"オッケーよ"なんて強がりばかりをみんな言いながら本当は分かってる

2度と戻らない美しい日にいると
そして静かに心は離れてゆくと

 

旅とオザケン

どちらの曲も、旅でしか得られない風景や人々との出会い、別れに重なるんです。

旅先や日常のふとした時間、自然の美しさ、切なさ。

そのときにそこでしか知り合えない人との楽しい時間、必ず訪れる別れの時間。

それでもまた旅に出る。

 

このメッセージは、ふてくされてばかりの10代のまだ旅もしていなかった頃の私に分かるはずありません。

分別もついて歳をとり、旅の経験を経て気づかされたことです。

いい歌やなーと、初老のオザケンを見てジーンときたアラフォーの夜でした。新曲も良かったです。

オザケン、フジロックにも出るらしいので見に行こうかしら…。

 

 

 

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